祖母の甘酒

子供の頃、祖母にねだってつくってもらっていた甘酒ですが、夏の飲み物と知った時はかなり驚きました。田舎育ち、旬の食べ物で育っているので私の甘味基準は果物や甘酒、駄菓子も自分で買えるようになるまで砂糖甘味はほぼ口にしたことがないという今思えば貧乏?贅沢?な食生活でした。

もともとそんなに甘味に心惹かれなかったこともあり冬の間に飲む甘酒で十分心を満たしていたのですが、最近の発酵ブームもあいまり、今は亡き祖母を思い出しながら自分で作ることをはじめました。

祖母の甘酒は、鍋を毛布で包んで保温し発酵を促していたので、すぐには飲めませんでしたが、いまは炊飯器で保温すれば半日もしないうちにできてしまうのでとってもお手軽です。

最近は炊飯器のご飯が余ったらちょっと麹をパラパラとして、ひたひたの水をいれてちょこちょことつくっては、朝ご飯代わりに甘酒+果物をブレンダーでまぜまぜしてスムージー?のように飲んでいます。

おかゆで作ったり、蒸して作ったりと作り方は人それぞれですが、私の作り方は炊飯器の一番メジャーな方法です。

米1合を炊き上げる。
米麹200g を混ぜ合わせる。
水600cc を入れてさっくりかき混ぜる。


炊飯器の蓋は開けっ放し、キッチンペーパーなどを被せて、埃が入らないようにする。時々かき混ぜてお釜内の上下の温度を均一にする。約5−6時間で完成。


蓋あけっぱなしなのは炊飯器内の温度が上がりすぎるのを防ぐためです。

この分量をベースに、増減させると、朝残ったごはんでお昼過ぎには甘酒ができちゃう感じです。もしくは夜作って朝には完成・・などなど。え?そんなことしてたら本来のご飯を作ることができないじゃないかって?そうですね、なので私は多めに炊いて、ご飯の保存容器やラップで食べる人数分のご飯を寄せておいてから作っています。

何度作っても祖母の味にならないのは何が違うのか。米や麹が違うんだろうなと思うのですが、この確認はもうできないので、これからも色々と種類を変えて作ってみようかなと思っています。

皆さんの思い出の味は何ですか?

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