英雄から一転して・・・フライト
ベテランで優秀な機長が操縦していた旅客機が制御不能に陥ったが、機体を不時着させて奇跡的に犠牲者を最小限にとどめた。
その快挙は皆の注目となり、喝采をあびる。しかしその後の調査で機長の血液からアルコールが検出されて・・・
機長をデンゼル・ワシントンが演じる。
アカデミー主演男優賞にノミネートされる。2013年に公開映画。
大惨事を何とか免れるが、その間の機内の様子が鮮明に映し出されている。乗客は勿論、機長も病院に運び込まれて大怪我をする。機長は一躍脚光を浴びて英雄になるが、事故の原因調査で日頃から酒浸りの機長の姿が証言されて立場が一転してくる。
イコライザーで一躍人気が出たハードボイルドのデンゼル・ワシントのイメージだが、どんな役でも嵌まる演技派俳優。
渋い演技に観る側も嵌まる。
何とも言えないオーラを醸し出す人物。
時には優しく、また恐い演技。でも笑顔が素敵で、大好きな俳優だ。
これは映画の世界だが、実際にも例がある。日本のパイロットからもアルコールが検出されてニュースになった事がある。幸い事故にはならなかったが、大勢の尊い命を預かる仕事、あってはならないことだ。
同級生でパイロットになった人がいる。半年に一度の健康診断があり、大変厳しく管理されていると聞いた。眼を大事にするために、ブルベリーのサプリを20代から飲んでいると話していた。自己管理をしっかりしているとの印象が強い。
以前、ヨーロッパに向う機内で、エアポケットにハマって急降下、1m位体が落ちた感じだった。実際はすごい距離の降下で、時には数百メートルのこともあるという。機内は叫び声やらで騒然としたが、直ぐに立て直して機長の安全アナウンスが流れた。
何とも怖かった経験だ。
気流の関係やらで揺れが酷いときもあるが、空の旅なので仕方がない・・・
自然には敵わない。
そんなことを思い出させるフライトだが、十分な見応えはあり!!
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