2024年10月の記事一覧
【法的に有効な遺言を残す】海外に在住の日本国籍を持つ方が、遺言書を作成するには???
日本国籍を持つ方が海外で遺言を作成するには?
「私は現在、ニューヨークに住んでいて遺言を残したいのですが、可能ですか?」
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
答えは「はい、できます!」
しかし、どのようにすれば良いのか、ちょっと迷いますよね。
適用される法律はどこ?
まず、相続に関する法律について確認してみましょう。
日本の「法の適用に関する通則法」では、
相続について「被相続 もっとみる
【危急時遺言】人生の最期に直面している方が、その思いをしっかりと遺すために重要な方法
特別な状況下での遺言、
特に「危急時遺言」についてお話しします。
これは、
人生の最期に直面している方が、
その思いをしっかりと遺すために重要な方法です。
危急時遺言とは?
危急時遺言とは、
文字通り、
生命の危機に瀕している状況で行われる遺言のことです。
民法第976条では、
死亡の危急に迫った者が遺言をする際に、
認められている特別な方式を定めています。
この方法により、
遺言者がその意 もっとみる
【秘密証書遺言】遺言書の存在が確実に知られる一方で、その内容が漏れることなく保たれる
家族のために争いを避けるために
遺言書を作成する目的の一つは、
家族があなたの死後、
無用な争いを避けられるようにすることです。
遺言書の存在が確実に知られる一方で、
その内容が秘密に保たれる方法をお探しでしょうか?
そんな方にお勧めなのが「秘密証書遺言」です。
秘密証書遺言とは?
秘密証書遺言は、
遺言の存在を確実に知らせつつ、
その内容を他人に知られずに保管できる遺言書の形式です。
公証 もっとみる
【遺言書の保管】自筆証書遺言による遺言書を法務局で保管する自筆証書遺言保管制度について
今回は、自筆証書遺言の保管制度についてお話しします。
遺言書を作成する際、
この保管制度がどれほど役立つのか、ぜひ知っておいてくださいね!
自筆証書遺言保管制度の概要について
まず、自筆証書遺言保管制度の概要からお伝えします。
この制度は、自筆証書遺言による遺言書を法務局(遺言書保管所)で保管するというものです。
自筆証書遺言は、手軽に作成できる反面、遺言書が相続人に発見されなかったり、
改 もっとみる