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「桜尾オリジナル」 SAKURAO

お家で気軽に飲むことを目的に、極力わかりやすくまとめました。
あくまでも一つの店の一つの意見としてお読み下さい。

・桜尾 オリジナル

広島県の中国醸造が新設した「SAKURAO DESTILLERY」より、2018年に発売されました。

https://www.sakuraodistillery.com/

1918年に創立され日本酒、焼酎、リキュールなどの生産を行ってきた中国醸造の、創立100周年を記念した新たな事業として「桜尾ジン」は開発されました。

広島産の材料を使い、広島らしさを体現することがコンセプトとされています。
この記事で紹介する「オリジナル」に加え、「リミテッド」、「ハマゴウ」にもふんだんに広島産のボタニカルが使われており、まさにクラフトジンといえる商品ラインナップです。


日本国内ではジュニパーベリーは自生しているものを採取することになるので、量や質の安定を求めるのが難しいため、海外産のジュニパーベリーを使わざるを得ないのです。
ジャパニーズクラフトジンのブームにより、中国醸造も含め、現在いくつかのメーカーや農家が自前でジュニパーベリーの栽培育成に取り組んでいますが、収穫まではまだ数年かかるでしょう。
そんななか
「リミテッド」には、自生している広島産のジュニパーベリーが使われており、その点において非常に珍しい商品といえます。(今回紹介する「オリジナル」には使われていません)

ボタニカルをベーススピリッツに添加する方法は複数あります。
桜尾ジンは、2つの方法で作られたジンをブレンドして完成します。

A.→ベーススピリッツにボタニカルを浸漬したのちに蒸留し香りをつける
B.→ベーススピリッツを蒸留し、その蒸気をボタニカルが入ったバスケットに通過させることで香りをつける

AとBで出来たジンをブレンドするというわけです。
複数の様々なボタニカルを使用するわけですから、全てを同じように仕込むのではなく、それぞれのボタニカルに合わせてAとBの方法を使い分けるのです。

目次
①桜尾オリジナルのレシピ
②テイスティングノート
③ジントニック(銘柄の比較&おすすめレシピ)
④その他の飲み方

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