文房具好きの世迷言
ノートが好きだ
手帳もペンも偏愛している
真っ白な頁は可能性しかない
これからの予定や絵もかき入れたい
ノートが好きなのに
手帳もペンも愛しているのに
いつまでたっても真っ白なページ
素敵なものを書き入れたくて逡巡
そのままの自分には
夢も未来も似つかわしくない
それは逃げてるってことなの?
ピカピカの自分だったら
許せるしふさわしいの
それは私を殺しているってことなの?
ノートが好きだ
自由に描き殴っていた
幼稚園児の絵には
戸惑いも躊躇いもない
手帳とペンも愛している
それはPCよりも私に近い
インクは私の血液だし
何を予定に入れても構わない
諦めろって言われた
みっともない才能ないだからなんだ
空気の薄い通勤列車には乗りたくない
それをわがままだというのか
叶えたいことや逃げたくないこと
自分の血で真白な頁に書きなぐる
そういうもので私は歩き出したいのだ