[10]年の瀬の駅にて
鈴なりの手提げ袋で
笑顔の種まく人ゆく
年の瀬の駅
地元に帰省するのだろうか。
大きな荷物とたくさんの手提げ袋をさげて、
歩きにくそうに駅の構内をゆく人々。
そのぎこちない動きを見ると、
こころがあたたかくなる。
そのお土産を届ける先々に、
きっと笑顔の花が咲くだろう。
その手提げ袋には、
笑顔の種がはいっているのかもしれない。
その種の入った袋をいくつも携えて、
この駅から各地へ旅立っていく人の
なんと多いことだろうか。
たまたまこの駅で同じ時間に構内にいた、
それぞれ別の場所へ向かう、
お互いに全く知らない人たち。
同じ種を携えた同じ種をまく人々。
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