【コスパ最強VR】Meta Quest 2は今でも買いなのか
Meta Quest 2(メタクエスト2)の128GBモデルが39,600円から31,900円に値下げしました。
VRヘッドセット全体を見ても驚異的な安さです。
VR初心者には理想的なエントリーモデルとして、ヘビーユーザーには2台目サブ機として非常に魅力的でしょう。
しかし、Quest 2は2020年に発売された製品です。今となっては型落ち感が否めないでしょう。
さらに上位モデルであるMeta Quest 3や、今後登場すると噂されているMeta Quest 3 Liteの存在もあります。
そんな中でも、果たしてQuest 2は今から買っても本当に大丈夫なのでしょうか?
VR/ARデバイスを約30台、実際に触ってレビュー動画を投稿してきた筆者が、その経験を元に解説してみます。よかったら購入の参考にしてみてください。
先にざっくり結論を言うと、
結論:人によってはかなりオススメ
一方でおすすめではない人もいるので、なるべく分かりやすく解説していきます。
Meta Quest 2の強み
最もお手軽:スタンドアローン型
Meta Quest 2の大きな特徴は、スタンドアローン型という点です。
VRヘッドセットの中にバッテリーや処理チップが内蔵されているため、頭にかぶれば即起します。すなわち、PCが必須ではありません。
一昔前はPCVRゴーグルが主流でしたが、その名の通りPC接続が必須であり、VRコンテンツをサクサク遊ぶにはある程度高スペックのいわゆるゲーミングPCが必要でした。
20万円、30万円は軽く超えるでしょう。
VRを体験すること自体のハードルがとても高かった昔と比べると、VR技術はどんどん進化し、そしてヘッドセット単体で動作するようになりました。
スタンドアローン型の登場です。
その完成形の1つがMeta Quest 2と言えそうです。
コンテンツ数が最多
Quest以外のスタンドアローン型VRゴーグルと言えばPICO 4などが有名ですが、Questのコンテンツ数のほうが圧倒的に多いです。
(数え間違いがなければ2023年11月の時点で、PICO 4のVRコンテンツ数:約400個、Quest:約560個で、約160個の差がある)
ビートセイバーやバイオハザード4 VR、そしてライトセーバーをぶん回すベイダーイモータルシリーズなどはPICO単体では遊べません。
PCVRもできる
Meta Quest 2はスタンドアローン型でありながら、実はPCVRゴーグルとしても使用できる革命的なVRデバイスです。
USBケーブルまたはWi-FiでゲーミングPCに接続すれば、PC用のよりハイクオリティなVRコンテンツを楽しむことができるのです。
ゲームによりますが、やはりPC用のVRゲームの方が満足度が高い傾向にあります。同じタイトルでもグラフィックに差があります。
大人気ソーシャルVRプラットフォームVRChatにおいては、モバイル版(スタンドアローン版)だと処理性能の関係で入場できるワールドや表示できるアバターなどに制限があります。
一度PCVRを体験してしまったら、もうモバイルVRでは物足りなく感じてしまうでしょう。
また、モバイル版しかない、逆にPC版しかないVRゲームも珍しくありません。
Meta Questが1台あればその両方に対応できるので一石二鳥です。
これがVR入門者にもヘビーユーザーにもオススメと言える所以ではないでしょうか。
(反対に、既に高性能VRヘッドセットを所有している人はQuest 2を買う必要性はほぼないでしょう。)
最安のVRヘッドセット
Meta Quest 2の最大の魅力の1つがその安さです。
約32,000円です。
これはVRゴーグル全体を見ても最も安いことがわかると思います。
以下の画像をご覧ください。
Quest 2は(値下げによって)最も安いVRヘッドセットとなりました。
ニンテンドースイッチやそのへんのスマホよりも安いです。
やはり初めて"VR"というよく分からない機器を買う場合、いきなり大金を出すのは怖いですよね。
安くて、コンテンツが揃っていて、何でもできるQuest 2はVR入門に最適と言えそうです。
Quest 3との比較
上位モデルであるMeta Quest 3が2023年10月に発売されました。
多くの点でQuest 2を凌駕しています。
高い解像度やスイートスポットが広いパンケーキレンズの搭載、画質が上がったカラーパススルー機能(Quest 2は白黒映像)、スムーズに動作するSnapdragon XR2 Gen 2チップセットなどなど。
私自身、Quest 3を発売日に購入して以来使い続けていますが、Quest 3のほうがあらゆる面で優れていると感じます。
同じVRコンテンツを体験するにしても満足度が変わります。やはりレンズの違いが大きいのかもしれませんね。
一方で、Quest 3の欠点は値段の高さだと思います。
Quest 2が約32,000円に対して、Quest 3は最も安いモデルでも約75,000円。約4万円の価格差です。
以下にまとめてみました。
Meta Quest 2 (128GB):31,900円
Meta Quest 2 (256GB):46,200円
Meta Quest 3 (128GB):74,800円
Meta Quest 3 (512GB):96,800円
(買うなら基本的に容量が小さいモデルがオススメ)
この価格差を考えると、Quest 3は優れている点は多いものの、心理的ハードルが高いと思います。
個人的にはQuest 3をオススメしたいところではあります。
一度VRデバイスを購入すれば、2年~3年は使い続けることになるので、全体的な満足度を考慮すれば4万円高くても元は取れそうです。
しかし、初めてVR機器を購入する人にとっては、やはり少しでも安い方がいいでしょう。まずは体験してみないと始まりませんからね!
Quest 3と遊べるコンテンツは共通
Quest 2とQuest 3では、ほとんどのVRコンテンツが共通で楽しめます。つまり互換性があります。
Quest 2で購入したVRコンテンツはQuest 3でも起動でき、逆もまたしかり。
セーブデータはクラウド上で保存されるため、デバイスを変えてもゲームの進行状態は引き継がれます。(コンテンツによっては引き継がれないかも?)
なので、今からQuest 2を買おうが、コンテンツに困ることはまずないでしょう。ゲーミングPCがあればPCVRもできますしね。
しかし、将来的にはQuest 3独占タイトルの登場が予想されます。
例えばQuest 2が発売された翌年にバイオハザード4 VRがリリースされましたが、初代Questは非対応でした。
同様に、Quest 3でのみ動作するVRコンテンツが将来的に登場する可能性があります(今のところはないはず)。
少し注意しておきたいですね。
まとめ:Meta Quest 2を今買うべきか
Meta Quest 2はコンテンツ数が最多で、PCVR化もでき、値段が最も安いVRヘッドセットです。
VRをこれから始めてみたい人や、ちょっと触ってみたい人にとって、最もお手軽にVR体験できるデバイスと言えそうです。
よかったら圧倒的コストパフォーマンスのMeta Quest 2でお気軽に仮想世界を楽しんでみてください。
また、Quest 2を購入する際は以下の点に注意してみてくださいね。
購入する際の注意点
Quest 3よりは満足度が落ちる:特にレンズの違いが顕著。Quest 2のフレネルレンズに対し、Quest 3のパンケーキレンズはスイートスポットが広く、視界のぼやけがほぼない。
Quest 3 Liteの噂:公式発表はないのでウワサの域は出ないが、もしQuest 3 Liteが登場した場合、Quest 2に取って代わると言われてたりする。
Quest 3 Liteが気になるなら、公式発表があるまではQuest2の購入を見送ってもいいかもしれない。
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もし、まだQuest 2を買おうかどうか迷ってる場合は、YouTubeでも動画で詳しく紹介しているので、よかったらこちらもご覧ください。
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