不知火を見ている、豊島石のお地蔵さま
豊島(てしま/瀬戸内海)石のお地蔵様に会いに、水俣へ。豊島の長老から、水俣へお地蔵様を贈ったと聞いていたのです。長老は住民運動のリーダーのひとり。長老と水俣を繋ぐのは、長老を親う方のご縁です。その方が、原田正純医師のご息女と友達だったことから、原田先生に豊島で講演をしてもらったことがあります(豊島言論)。
豊島言論
1999年11月 第2回豊島原論
「未来のいのち・・・水俣、ベトナム、環境ホルモン」
講師 原田正純(医学博士・熊本学院大学)
豊島と水俣(水俣フォーラム)は2005年、「明日への環境賞」を受賞しています。豊島を代表して長老が賞を受け取り、朝日新聞に掲載されました。
廃棄物対策豊島住民会議 第5回明日への環境賞 受賞 ↓
豊島石のお地蔵様は、2008年に豊島から水俣へ贈られました。
滅多に主語が自分になることがない長老、この時は「わしが届けた」と言いました。
静かな不知火に向かって建っています。場所は水俣湾埋立地「エコパーク」。ヘドロ埋立地親水護岸です。
「豊島から水俣へ 心をつなぐ」
全国各地のお地蔵様が、ヘドロを踏み抑えているようです。