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スケーリングを活用した、対話やコーチング、もしくは日常における会話など

なにもコーチングでなくてもいいのですが、誰かと会話をするときにスケーリングという概念があると少しスムーズにかるかもですよ?というお話です。

コーチングの技法の一つに「スケーリング」というのがあります。

はい、スケーティングでも、スケジュールリングでもなく、スケーリングです。スケールを使う、というような感じです。

スケールは英語では「ものさし」を意味する単語として紹介されることが多いです。概ね「何かを統一した基準で測ること、尺度がわかること」みたいな意味あいで理解していれば、よいかと思っております。

対話、もしくは会話のなかで、ものさしがある、というのはどういうことでしょうか?

コーチングでは、おおよその場合解決が困難だとクライアントが思っている内容について話をしてもらうことがあります。

では、その場合の困難、というのは具体的にどう困難なんでしょうか?コーチはその人を、コーチの解釈で理解しています。しかし当人の解釈はまた違うものです。なので、当人がどうやって理解しているのか、その感覚を同じように持ちたい、と考えるときにスケーリングという概念が役に立ちます。

具体的には、最もよい時を10点とした時の現在位置を聞くやり方が一般的かなと思います。4であれば、4もありますね!その4は何でできていますか?あと、1点増やせるとしたら、きっかけはなんですか?など。

もしくはの8点にしたいのであれば、4点伸ばせばいいわけですから、どうやったらできそうですか?など、クライアントから情報についても、当人の肌感を使いながらも客観性を用いて、話せることで、「できる、できない」といった無意識に落ちいてしまった二項対立から抜け出せる手立てになったりもします。

またスケールは点数だけではないように思います。個人的に思い浮かぶのは

  • その気持ちで風船を膨らませるとどれぐらい?
    →これは、最終的にネガティブな気持ちが風船から抜けていく操作もやってみたいから

  • 1日の時間が伸びるとしたら、何時間ぐらいになってほしい?
    →例えば忙しくて時間が足りない!なんて状況に、ちょっと遊びごごろとしてきいてみます。そのあと、その時間を捻出するとしたらどうしたらよい?と続けることなどします。

  • 今の状態を山登りの例えると、どれぐらい登れた?
    →プロジェクトとかの進捗で、進んでいることに対して表現する時など。困難がある前提を共有するときにつかったりもします。

あたりですね。点数が一番マイティな感じがしますが、こういう「間」を演出することができる事柄であれば、当人が違和感がない限りなんでもいいように思います。

ネットで調べてみると、メタファーとして天気や時間、ストーリー(映画など)を使ったものや、身体をつかったもの、カードを使ったものもありそうです。色々と話をしてみて、自分が使い慣れているものがよいのでは、とおもうのうです。

最後にですが、スケーリングをする時の尺度の荒さは、クライアントに合わせる。あまりに細かいと議論が細かくなってしまうので、1から100とはしない。68とか34って答えられても、その後の展開が難しいと思っているので、気をつけるようにしています。他にもなにかTipsがあるかもしれません。

何かあるよ!って方はぜひコメントに残していただけると嬉しいです。
では明日も、きっとよい1日になりますように。

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