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某音楽ライターの(主に)宝塚作品観劇記録。 歴5~6年のひよっこファン。「作品を語る観劇・鑑賞記録」をはじめてみました

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最近の記事

2024年月組全国ツアー「琥珀色の雨にぬれて」 (後編)〜 “子供”と“大人”、ルイという希望

▼記事前編はこちら ▼作品紹介 ※本記事での引用は全て、本作のセリフより抜粋していますが、覚え間違い等による誤記があるかもしれません。予めご容赦ください。 素直で、純粋、ともすれば自分の欲望にさえもどこまでも正直な、“真っ当な”貴族のクロード。 対して、ファム・ファタール的なマヌカンとして“真っ当ではない”人間として世間を生きながらも、そのクロードに作中「純粋無垢」と評され続ける、シャロン。 二人が互いの中に見ている「純粋無垢さ」を、その人の “子供のような” 側面と

    • 2024年月組全国ツアー「琥珀色の雨にぬれて」 (前編) 〜 “昼”と“夜”の対比、恋の人間くささ

      ※本記事での引用は全て、本作のセリフより抜粋していますが、覚え間違い等による誤記があるかもしれません。予めご容赦ください。 個人的にこの作品を生で観るのは初めて。 今回は演者・カンパニーへの思い入れが強く何度も観劇したのだが、観るたびに、イメージの対比や言葉同士の呼応など、脚本の構成やセリフに仕込まれた緻密な仕掛け、それゆえの奥行きに気付かされ驚いた。 その気づきを、ここには書き残しておきたいと思う。 演者によってそれぞれの登場人物の演じ方、捉え方のニュアンスもかなり変

      • タカラヅカの「作品」を語るnoteをはじめます

        タカラヅカを観劇するようになってからは5~6年程。 まだまだ歴浅のファンです。 普段は会社員編集者の傍ら時折ライター業もしており、なんだかんだ浅く細く、言葉やエンターテイメントに関わる仕事に触れてきている人物なのですが、 そんな立場から、そしてささやかな一ファンとして、主にSNSでのファンの「語り」について、どうにも何か不足した感覚を抱くことがしばしば。 これは、単純に極端化された言葉に注目が集まりやすいSNSというものの特性も関係しているのだろうと思うのですが、 ファン

      • 2024年月組全国ツアー「琥珀色の雨にぬれて」 (後編)〜 “子供”と“大人”、ルイという希望

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