(6)良くも悪くも他人と比較
最近は「自己肯定感」という言葉が一人歩きして、自分を認められないからとか、否定しちゃだめだとか、他人と比較してしないで自分らしさが大事!と言われている気がします。
でも他人と比較しないなんて、学校や会社、社会で生きている以上無理だと思うんです。
太ったね、から始まったダイエット
私は中学生のときごはんが美味しすぎて、ややぽっちゃりだったことがあります。
文化部で座る時間も長く、ごはんがとにかく好きだったんです。
ある時、いわば学年の中でヒエラルキーの高い子に「太ったね!」と言われて、私のダイエット人生が始まりました。
それからはとにかく、白米を食べない、給食は少なく、食べることは我慢!という観念が頭にこびりついて過ごす毎日でした。
これは今も続いています。
頭がおかしい
たくさん食べたら罪悪感、お腹が空いていなくても食べたい、口に運ぶ、食べてまた罪悪感、食べたら食べた分だけ太り、太った分だけ運動でまかなおうとして、今度は運動出来なかったことに対しても罪悪感。
なんか不安だったり切羽詰まっていてりすると、とにかく“食べる”という行為をしたくなるんです。
最初は胃が人より大きいのかも、と思っていました。
でも、美味しいとか美味しくないとか、正直関係ないんです。
“食べる”という行為が心を満たしてくれることに気付きました。
さすがに頭がおかしい、太るばかりでメンタルつらい、と思い、調べると、接触障害のチェックリストにほぼ引っかかることがわかりました。
私が見たものには、下記のようなチェック事項がありました。
・食べたら太る
・食べたら動かないといけない
・カロリーがより低いものを食べないといけない
・食べたいものより、ヘルシーなもの
・常に痩せたいという気持ちでいっぱい
・常に食べ物のことで頭がいっぱい
・食べる時、常にカロリー計算やカロリーの確認をする
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軽度の摂食障害?
摂食障害はストレスや心理的不安などから引き起こされることが多く、10-20代の女性に多い障害。
最近はSNSなどにより、「細くて綺麗な女性」という女性らしさの概念が若い女性に植え付けられているかと思います。
昔よりはビッグサイズの女性も受け入れられる時代になってきましたが、1度“デブ”や“太る”という言葉に支配されるとそこから抜け出すのは難しいというのが感想です。
私自身、もうこの頭の中を支配している、“食べる”という行為や“痩せたい”はすぐには消せません。
心療内科や精神科で診断されたわけではないので、本当に摂食障害の状態であるかはわかりません。
ですが、同じように悩んでいる人がいる、と思うと、少し気持ちが楽になりました。
他人と比較して決まる
人は見た目が9割と言いますし、見た目だけでなく勉強や仕事、習い事など、日本の教育ではとにかく1番になることが偉いとされています。
相対的に自分はどこの位置にあるのか、どんなスキルがあるのか、有利なのか不利なのか、他人と比較せずにはいられない生き物なんだと思います。
それが悪ではないですし、比較することで負けないように頑張ろー!という人もいますが、わたしはどちらかというと「あの人はできるのに私はできない、、でもできないのは自分のせい、、」と考える癖があるように思います。
自分に期待しすぎてる
周囲との比較はもちろん、明日から頑張ろう、とか、来年からは!とか、未来の自分に期待しすぎ感も否めません。
ここ数年のリモートワークもあり、完全にベクトルが自分。
コロナとはいえ、感染対策もしつつ、外の世界に出て少し刺激を受けようかなと思います。
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