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生きていてよかったと思う日がきっとくる
名の知れた人が自殺する度に、1人で悩まないで相談してとテレビは訴える。
こころの電話相談室だって。
私も大きくは2度程精神的に落ち込んだことがある。
ラッキーなことに何とかとどまり上向きになれた。
もう安全だなというところまで来て振り返ると、あの時はこういう精神状態だったんだなと冷静に考えることができる。
実際に落ちた時には、自分自身がどんなに危うい状態に追い込まれているかなんて自覚はなかった。
そこから逃れるために、過呼吸になったりめまいで倒れたりしたのではないかな。
そしてそのうち、また倒れるんじゃないかと怖くなる。
わけのわからない不安、明日が信じられない気持ち。
たぶん自ら命を絶ってしまった人に、自分がそんなギリギリの縁に居たという自覚はなく、ただ明日もこの不安を抱えているのかという恐怖や絶望感、諦め、何かが途切れた気持ち、それだけが膨らんで行ったのだろう。
そんなとき、わけのわからない所に電話なんかする?
誰かに話を聞いてもらえりるか?
死にそうだ、死ぬかもしれないと言っている人で、実際に死んだ人は射ないのと同じ。
無駄なアピールだなといつも思っていた。
人に話が出来るなら自ら命を絶ったりしない。
何かに助けられて生きられる。
それは誰かかもしれない、太陽の光や鳥のさえずりかもしれない。
そして必ず“生きていてよかった”と思う日がくる。
と、信じている。