素晴らしい秋のひととき
晴れて気温も上がった1日。
昨日、天気予報で今年最後の半袖日って言っていたけど、本当に半袖日和。
母の入所しているホームに面会に行く。
娘達家族と合流を予定していたら、早く着いたけど、孫はまだ眠ってて起きたらお弁当食べさせると連絡が。
ホームの人に声をかけて、玄関先にある椅子を使わせてもらえば?なんて話して、時間通りに着くと、孫が一生懸命ご飯を食べていた。
母にとってはひ孫。
天気がよくてピクニック気分なのか、ご機嫌でご飯をパクパク食べている姿を、目を細めて嬉しそうに見ている。
その姿を見ているだけで、幸せそうでよかったと思う。
お茶もゴクゴク飲んでお腹いっぱいになると、さっそく靴を履いて。
母と前回会ったのは、まだほんの赤ちゃんだったから、歩くのを見るのは初めてで、楽しみみたい。
おいでと呼ぶと、孫はとことこ歩いて私のもとへ。
スッと手を繋ぎ、どうもさっきから気になっていたらしい彫刻の所へ誘われた。
孫にとって、ばぁばは遊んでくれる人らしい。
隅っこの犬の置物を見つけて指差し、私に“わんわん”と教えてくれる。
母は久しぶりに孫夫婦に会えて、楽しそうにお喋りをしながら私と遊ぶひ孫をながめている。
あぁ、今日は風もなくて天気がよくて、こうして屋外でのんびり過ごせて本当によかった。
しばらくして、他の入所者も家族と共に玄関先に出てきて椅子に座る。
どうやら、いつも母と隣で食事をしているお友達らしい。
ひ孫だと嬉しそうに説明している。
その方も、とことこ歩いてはしゃがみこんで葉っぱを触ったりする幼い子を見て目を細める。
小さい子供は見る人に笑顔をくれるなぁ。
私ももちろん、“ぱっぱ”“ちょちょ!”と話しかけてくれる孫に笑顔で答える。
“こえ?”
“お花だね”
“あな?”
“そう、お花”
何となく会話も成り立って嬉しい。
車のところに来たじぃじに気付いて“じ、じ”と呼ぶ。
うちわをもらって嬉しそうに振り回す。
気に入ったらしい。
大事に持って歩く。
しばらくうちわと葉っぱで遊んでいたが、そろそろ母とさよならの時間。
本当は面会は15分なのに1時間以上も過ぎていた。
ホームの方、ありがとうございます。
“バイバイ”
ちゃんと手を振りながら言えました。
さぁそこからが大変。
私と手を離したがらない。
ママが抱っこして“ばぁばとバイバイは?”と言ったら泣き出してしまった。
泣き出されるとこっちも悲しくなっちゃう!
でも、車に乗り込むと諦めたらしく“ばいばい”と言って手を振ってくれた。
幸せをいっぱいくれてありがとうね。
また遊んでね。
本当に素敵な秋のひとときだった。