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庭の中の小さな生態系の仲間に入れてね
GW頃から少しづつ植えて育ててきた夏野菜。
気が早いものは実り始めて来た。
どれもまだ収穫には時間がかかるだろうが、ミニトマトもカボチャもナスもズッキーニも、パプリカも芽キャベツも。
ちゃんとこれから育って成熟しますと、自己主張しているように見える。
気を使って蒔いたモロヘイヤが、小さくてもしっかりモロヘイヤらしく芽が出て育ってくれていて一安心。
野菜や果物を育てていて、収穫するのももちろん楽しみではあるけれど、花芽が出てきてしっかり花開き、まだまだ小さいけれど形もいっちょまえの小さな実が生り始めるのを観察していくのが、とても楽しい。
もしかしたら収穫するよりも好きな時間かもしれない。
先日撤収したスナップエンドウの後に蒔いたのは四角豆(うずりんとも言うらしい)。
これは発芽までに少し時間がかかるので、ちょっとドキドキする時間が長いのだが、花はいくつか育てる豆の仲間の中で一番好き。
四角豆独特の形も大好き。
でもきっとまだ発芽には一週間以上かかるんじゃないかな。
カボチャとズッキーニは、まめに受粉させた方がきちんと育つのだけど、今年はかなりサボッている。
ごめんなさい。
ズッキーニは未熟なカボチャという意味らしく、カボチャの仲間なのだが、この2種類の葉だけを食べに来る茶色い虫がいる。
見つけると捕まえて退散願うのだが、昨日カミキリムシみたいな虫が捕まえて食べていた。
芽キャベツを食べるあおむしを食べるアシナガバチと同じ。
細かく見ていくと、本当に植物も昆虫も、生きるために戦ったりして必死なんだなと思う。
メダカも、もう子メダカが生まれているんじゃないかと、一生懸命こっそり観察するのだが、クレソンの根がたくさんあって、まだ見つけられていない。
代わりに子メダカを観察中に、クレソンの葉を食べる黒い虫を発見して、1つ1つピンセットでお別れしてもらう。
子メダカはきっとかくれんぼが上手くて、私なんかではまだ見つけられないのだろうと、勝手に納得して安心する。
元々ここはクレソン畑であって、メダカはボウフラ対策なのだから、それさえしてくれれば文句を言うべきでもないのだ。
それを言ったら金魚も同じ。
“金魚のご飯の時間だ”と、体調が最悪の日に、よろよろと起き出して金魚が大喜びでエサを食べる姿を見て安心するより、ボウフラちゃんと食べてよと思わなきゃいけないのだ。
現在の私を支えてくれているのは、庭の植物や昆虫やメダカや金魚達が織り成す世界。
その力がなければ、まともな生活さえ送れていないのではないか。
ほんの一部でも彼等の連鎖の中に入れてもらえているのなら。