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子供はみんなの宝物

自転車の後部座席に乗っていた子供の帽子が風で飛んだ。
車道に落ちたのを、通りすがりの人が素早く拾って渡す。

車の中からたまたまそんな光景を見た。

当然の行為だね。
私だってそうする。
でも素通りする人だっている。
その人にはそれなりの理由があるかもしれないから、一概に責めるわけにはいかないけど。

子供はみんなで見守って育てるものだと考えている。
誰の子供であっても、子供は未来の力であるし、自分もまた過去には誰かに見守られ育てられてきた。
どんなに偉い大人であっても、必ず次の世代に引き継いでいく。
現在どれだけ高給取りであっても、将来を背負っていくのは現在の子供達。

それはずっと前から続いている生きている全てのもの達の繋がり。
いかなる者も永遠に現役ではいられないのだ。

なぁんて偉そうな言い方をしてしまったけど。
帽子を拾って渡すとか、ちょっとした手助けをするのに、そんなご立派な事なんか考えていない。

近年、小学校や幼稚園保育園の子供の声がうるさいだとか、公園で遊ぶ子供の声でゆっくり出来ないとか。
そんな苦情に行政が子供に制限をかけるなんて事がいくつかあると聞いた。
なんてこった!
子供が夜中まで外で遊んでるわけでもないし、学校だっからあなたが住む前からあったでしょ。
苦情をいう人もだけど、そっちの声を受け入れる行政もどうかしてる。
全く嘆かわしい。

子供を粗末にする国は滅びる。
何が少子化対策だ。
お金を出しゃいいってもんじゃない。
みんなで見守って育てていこうよ。

あ、今日は子供の日じゃなくて敬老の日だったか。
でもみんな子供だった。
ちょっとだけ今より優しくなれば、世の中は格段によくなるのに。

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