今夜くらいは夜空を見上げて
今夜は442年ぶりの天体ショーがみられる。
皆既月食と天王星食が重なると言う。
天気がいい地域が多いらしく、日本のあちこちで見られそう。
次に皆既月食と惑星食が見られるのは300年以上先。
442年前、この天体ショーを見ていた人は居たのだろうか?
皆既月食を見て、不吉な月だと思った人はかなり居るのではないかと想像する。
昔の人は、絶対に今の人よりも夜空を見上げていたと思うから。
月ももっと鮮やかに見られただろう。
月に関する言葉が多いことから、昔の人は月を今より愛でていたんじゃないだろうか。
錆色の月を見て、不吉と思っていたのか、貴重と感じたか。
月明かり夜の貴重な明かりだったのだから、満月が徐々に暗くなるのは、多分不吉だったろう。
ざわめいていただろうか。
どんな仕組みで皆既月食が起こるかなどと知識がなかったのだから。
そんなことを想像するとちょっと楽しい。
次の皆既月食と惑星食が重なる時、人類はまた空を見上げるのだろうか。
その頃の空は綺麗かな。
どのような世の中になっているのか、想像も出来ない。
月から体験しようってツアーが流行ったりして。。。
今夜の月は見られるだろうか。
近年家の回りにマンションなどが増えてしまって、めっきり空が狭くなってしまった。
ベランダから錆色の時間に月が見えるかな。
もちろん出掛けていけば見られるけど、そこまではしない。
いつもは夜にカーテンを閉めてから空を見ないけど、今夜くらいは夜空を見上げて見てもいい。