新型コロナに関する書籍に思うこと
書店に足を運ぶと新型コロナウイルスに関する書籍が増えてきたなと感じるようになりました。
それでも裏を返せば、書籍を執筆してそれを出版するという当たり前の経済活動がしっかり維持できるようになったということは素晴らしいことであると再認識しました。
しかし、そうした新型コロナウイルスに関する書籍を手に取って、購入したいとは僕はまだ思いません。
もちろん、そうした書籍がダメだと言っているのではなくて、単にまだ時期尚早なのではないかと思うからです。
素人目に見ても、新型コロナウイルスの感染やその脅威についてまだわかっていないことがたくさんあると思いますし、これから多くの国では冬を迎えウイルスが本当に活発になる時期を迎えます。
そうした時期を経ずにして本当に有用な施策や今後の展望について語ることができるのか、ましてや、書籍にして執筆するほどの根拠や論文があるのだろうかとちょっと疑問に思っています。
世間の関心のほとんどは新型コロナウイルスか、もしくはそれに関連したものがほとんごのご時世なので、タイトルや帯に「コロナ」の文字が入っているとどうしても気になるのが、今の人情だと思います。
なのでそれを活用して出版することは正しいマーケティングだと思いますし、否定はしません。
ですがそうした過度なマーケティングや刷り込みが目立っていて、それによって間違った認識や過剰な反応が生じてしまっているのもまた事実だと思います。
まだわかっていないことが多く、今後の展望が誰にも予測できないことにも関わらず、それを無視して、売れるから出しちゃえの精神で出版するのはちょっとどうかなと個人的には思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?