【香港/バンコク旅行記】香港経由 5年ぶり4度目のバンコクへ。私の2024年を語る上で忘れられない7日間、大冒険ひとり旅（航空券編）

いつもならInstagramへオシャレに切り取った写真と、それっぽいキャプションを打ち込んで自分の思い出といいね欲しさに投稿するのだが、
今回はまっじで忘れられない旅になったのできちんと文章で残そうと思う。

これが書きたくて、後世に残さなきゃいけない気がして、noteを始めたと言っても過言ではない。

先にお伝えしておくと小分けに投稿します。
小分けにするけど間違いなく1回1回めっちゃ文量多いです。
何なら既に下書き時点でこの回は5000文字を超えました(⌒∇⌒)
この旅にかける並々ならぬ私の想いと、それを迎えるに辺りの準備期間から書き記すからな。

＞後に読み返すであろうわたしへ。
今あなたはリベンジ旅行の航空券を躍起になって探していますね。
こんな近期間で2回も行く？そんなにお金無いでしょう？貯金切り崩してばっかりでどうするの？などと頭を悩ませていますが、もう有休も取っています。
あなたの人生を生きたら良いのです、お金が減ったらまた稼げば良い。
航空券が安い内に予約なさい。また値上りして悶絶後悔してしまいますよ。
わたしより。

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そこの奇特なあなた。
（そうあなたです。あなたの心に呼びかけています。）
この後、いつ書き終えるか分からないこの冒険記を読み進めていただくに辺り、”わたし"をある程度知っておいていただいた方がより心情を理解してもらえるのではないか？と思い、本編とは関係ありませんが以下目を通していただけると幸いです。
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●しっかり者、心配性、面倒くさがり屋、でも変化を欲するわたし（"わたし"の事前インプット）

私は割としっかり者で41年生きてきた。
傍目に見ても多分「しっかり者」の部類だと思う。

加えて、そこそこに心配性。
お腹も弱くなりがち(昔に比べると強くなったけど)。
環境変化にも弱い。
そして何かのスイッチが入ると途端に面倒くさがり屋になる一面を持っている。
あと若干潔癖症の節もあり、自分に対しては軽微な完璧主義者。
みんなでワイワイも好きだけど、同じかそれ以上に1人の時間が絶対必要。

そして時々、変化を欲する。
平日は自室から9:30にリモートワークを開始し、だいたいいつも同じぐらいの時間に終業する。
週に1-2回、名古屋のオフィスに出社し必要業務を経て21時～22時ごろ仕事を終える。
「翌日の仕事は翌日に…」なんてことはせず、前倒せるものは何でも前倒しで片付けたい。
なぜなら翌日は翌日で何か起きるかもしれないし、早めに終えておけば万事安全安心。
こんな生活を突き詰めると限界社畜になる訳で、勤怠を人事部にウォッチされていた時期もあった。

季節の移り変わりを感じるのは陽の傾きと体感温度。生花の持ちが良くなったら涼しくなった証拠。
そんな生活に時々変化を欲する。

「このままやと脳みそﾂﾙﾂﾙになってまうわ（´-`）.｡oO」

どこかへ行くことを躊躇わせた2019年の終わり以降、
近所の田んぼ道を散歩しながら上空を飛んでいく飛行機を見上げ「果たして私は次いつ飛べるんだろうか。」「新しいものを沢山見たい。吸収したい。」そんな事を思いながら毎日毎日過ごした。
「「わぁー飛行機だ！」」と、どこの子役さながらそんなセリフを吐きながら散歩したこともある。
それぐらい私は日常生活に変化をつけたかった。

海外渡航制限が公に明けた以降は、
心配性の私が「いや、焦るな。制限解除されたんだからいつでも飛べるさ。もう少し（コロナの）様子を見よう。」とセーブをかけ、気づけば1年。
「あ、パスポート有効期限切れてるな～どうせなら行くタイミングで作ろう。」そんなことを思っていたらまた1年。
要するにあんなに待ち焦がれた海外への切符を自ら熟成させること2年！
計5年の時を経て、やっと！飛び立つ決心をしたのだった。

●やっと行ける。でもどこへ？（行きたい候補ありすぎ問題）

やっとよ。
やっと行ける。さぁどこへ行こう？

この時の候補は4か国
①韓国
コロナ禍前は頻度高く飛んでいた、名古屋から東京と同じくらいの移動時間で着いてしまう隣国。
今となっては韓国コスメは軒並み日本で買えるQoo10万歳時代。
bibigoのマンドゥも、ヤンバンのカップ入りお粥も、韓国旅行者のVlogに絶対出てくるビヨットだってボタン一つで買えちゃうんだぜ。
（ちなみにビヨットは1個2個などの少量通販出来るショップは少なく、自ずと十数個まとめ買いになる。賞味期限と飽きが同時にやってくるのであまりオススメはしない。家族友人との共同購入を推奨する😇）

現地の方が安い商品もあるけれど、今の私には然程問題ではないのだ。
本当に便利な世の中になった。

ってことは、
カフェ＋美容クリニック巡りという太りたいのか痩せたいのか±ゼロになれば良いのかな。美容クリニックに行くなら施術の吟味が急務になる。

②香港
1度も訪れた事は無いが、この数年で無性に行きたくなった香港。
香港のイメージと言ったら
モンスターマンション、飲茶、エッグタルト、ブルースリー、敬愛するひとりっぷ先生、コンフィデンスマンJP -ロマンス編-、Sam＆Victor（香港在住のYouTuberカップル）

あまりお買い物のイメージは無く、食事がメインになる可能性高

③台湾
10数年前に一度だけ友人と訪れた事がある。
この時はベタな観光をした記憶。
鼎泰豊で小籠包を食べ、夜市へ行き、タピオカを飲み、九份へ行った。
私は食いしん坊だ。
そこそこに食い意地が張っている、だがしかし旅行へ出ると旅行へ出られた満足感からかあまりお腹が空かなくなるという奇異な体質をしていて
あれもこれも食べたい友人と食のタイミングが合わず、旅行終盤とても申し訳ないムードになったことを今でも覚えている。

でも食べてみたい、手天品のパイナップルケーキ。

④バンコク
過去3度訪れた事のあるバンコク。
初訪前は、蒸し暑くて雑多でゾウでしょ？あ、私ちょっと潔癖みあるしお腹弱いから清潔じゃないと無理かも。くらいのとんでも失礼な私がまんまとハマった。
とにかく良い意味で私のイメージと反するものだらけだったバンコク。
あんなにバカでかい商業施設と名だたる高級ホテルの乱立、蒸し暑くむわっとむせ返るような東南アジア特有のにおい、バンコク名物の超渋滞と排気ガス。線と言うよりもはや縄くらい束で剥き出しの電線。メガシティと言うにふさわしいあの街が既に恋しい。

●「検討期間」という長い闘いの始まり（優柔不断なわたし①）

基本的に私は旅行会社を通さず、航空券もホテルも自分で手配する派だ。
こう見えて小学生の頃から英会話教室に通わせてもらい、うさぎのキャラクターでお馴染み駅前留学経由で高1の春休みに初めての海外、初めての1人ホームステイもした。
…が見事に英語は出来ないし、他国語も同様。
母国語の日本語さえ危うい時がある。

この時点で既に出発の1か月半前。
セントレアから直行便で飛んでいる航空会社のサイトを毎日何度も開き、
YouTubeに上がっている旅行者Vlogから4か国分のホテルを絞り、気になったものは全てGoogleMapsにピン留め。
もちろん口コミも片っ端から目を通す。

話は脱線するが、『私の趣味はGoogleMapsピン留めです。』と言っても過言じゃないほど私は気になった場所はすぐピン留める。
それくらい私の地図には夢と希望が詰まっている。
「それ、500円くらいで売れるんじゃない？」とまで言われた福岡と京都、韓国、バンコクのピン留めをまた何かの機会にぜひお見せしたい。
行く予定はまったく無いがパリやNYCもある。

そんな訳で4か国どこへ行くかも決めきれないまま、優柔不断な私は走り出した。
が、一向にゴールにたどり着けない。
そりゃそうだ、だって行先決まって無いもん。

何がネックになっていたかと言うと、航空券とホテル価格の高騰だった。
コロナ禍以降、軒並み値上がりしていたのは知っていた。
でもさ、でも、私5年前最後に行ったバンコクって航空券は直行便で7万円しなかったし、ホテルも超絶広くてきれいなアパートメントホテルでファミリーサイズの冷蔵庫にバスタブ、洗濯乾燥機付き1泊7000円くらいだったよ？？？え？？何が起きてるの世界？？

何としても航空券とホテル代合わせて10万円切らせたい。何としても。
とすると、
韓国・台湾は
・航空券はレガシーキャリアでもそこそこにお値打ち
・導線の良いホテルはとにかく高い（ゲストハウスではなく、中級以上のきちんとしたホテル希望）
海外は日本と違い1室いくら。
その価格を家族や友人など人数で割ればお得になる訳だが、こちとら単身乗り込む身、そのまんまの価格が乗ってくる。
　＋
せっかくGW盆年末年始でも何でもない11月に一介の平凡な会社員が10日弱のお休みを勝ち取った。
1日有休つければそこそこに楽しめる韓国台湾はまた別の機会でも良いんじゃないだろうか…？
（特に韓国は美容クリニック巡りを踏まえると更なる検討時間の捻出が必要、時間が足りない）

そう思ったら残すは二択。
ここで気持ちはほぼバンコクに傾くも、とにかく航空券。
ねぇ、5年前7万円しなかったのに何で今9万円を超えているのタイ航空ねぇ！！！！！
（そして思い出したが、当時メルカリで不用品を売りまくりその売上を航空券代に充てていた。そりゃ高く感じる訳だ。）

何度見ようと航空券の値段は変わらず、途方に暮れていた私に追い打ち。
「え、待って、1週間前にセール終わってない？まじ？うそやん」

みなさん、
個人手配するときは絶対航空会社のX/インスタ公式アカウント追った方が良いよ。
1年前のセール時期も忘れずに確認ね。

5年の月日はそんな大事なことさえも記憶から消してしまってたのか。
1週間前に気づいていたらきっと同じ深夜便でお値打ちに行けたのに…
もう立ち直れない、結構打ちのめされた。
もはや悩むことが面倒くさくなって来て行くのを止めようか…そんな事さえ頭をよぎった時、私はなんてLucky Vicky！！！！！！
真面目に沸いた、全力の「まじか！！！！！！！！！！！」が思わず口から出た。

キャセイパシフィック航空
香港経由バンコク便
を見つけたのだ！
しかも7万円台！！！

未だかつて利用したことの無いキャセイパシフィック航空。
口コミも良いし、細かく条件が設定され何かにつけて課金課金なLCCと違い最初から全てコミコミ！
（課金課金でレガシーキャリア並みの金額になるのどういうこと）
最高か、もう決めたキャセイで行く！！！

●「日程どうする」という長い闘いの始まり（優柔不断なわたし②）

航空会社は決まった。
次は日程！
私には10日間のお休みがある。前後1日は荷造り荷ほどき休息時間として自宅で過ごしたい。

往路は割とすんなり決まった。
中部国際空港セントレア15：20発
香港で14時間ほどのトランジット
翌日、香港国際空港9:10発
市街地まで30分ほどで行けると言うし、香港にも行きたかった一石二鳥感すごすぎ、エッグタルトの食べ比べしたるでぇえええええええ

大興奮の中、問題は復路便だった。
帰りも香港を経由するのだが、バンコク - 香港 - 名古屋…なかなか良い時間が無い。トランジット泊するには滞在時間が短すぎたり、航空券の追加料金がかかったり。
「あーめんどくさ（´-`）.｡oO」などと思いながらも迷った。
1日帰国を遅らせるとどうなる？早めると？
迷っている、また迷っている。
そうこうしている内に1日また1日と経ち、日に日に航空券の価格も変動する。焦る。せっかく見つけた神航空券、逃すわけにはいかない。

そんな折、目に留まった追加+0円便。
なんとバンコク - 香港 - 成田 - 名古屋！
わざわざ、一度名古屋を通り越しての名古屋着！
でもこの便だと、
昼過ぎにバンコク発（朝ゆっくり）
夕方、香港着（香港の街に出られる）
夜中、香港発（宿泊不要）
明け方、成田着（日本に着いたら安心だ）
昼前、名古屋着（完走した自分に感動して泣いちゃうかも）
というスケジュール。

これしかない…と思いながらも、そこは41歳。
本気か？
こんな韓国アイドルみたいな強行スケジュール体力的に大丈夫か？
誰か、私のこの無謀なスケジュールを全肯定して背中を押してくれ。
そこで元旅行代理店勤務、添乗員もしていた会社の仲間に聞いてみた。

👩「え、めちゃ良いじゃないですか。帰り寝てれば日本着くんですよね？え、決まりじゃないですか？」

決まった。
彼女の即決に強く背中を押された私は、自分の年齢も体力の衰えも何もかも置いてこのバンコク - 香港 - 成田 - 名古屋という復路を選択した。

●ひとり旅に加える冒険（チャレンジ）の要素

ちなみに私はトランジット（乗り継ぎ）というものをしたことが無い。
過去、添乗員さんのいる回を除き、単独/友人と海外旅行する時は直行便で行ける範囲しか行ったことが無いのだ。

そしてひとり海外へ行く時、私は毎回自分に小さな「冒険（チャレンジ）」を課している。
前回で（5年前）で言えば、深夜便に乗ること。
今回は日を跨ぐトランジットだ。

大人になるとどうしても出来ることが増えてくる。
これまでの経験則である程度の見通しが立てられることも多い。
何かあればお手持ちのスマホからインターネットに接続してちょちょいのちょい。

そうするとだんだんと「新しい経験/発見/気づき」のようなものが無くなってくる。
出来て当たり前が増えてきて、誰かに褒められることも少なくなった。
それって結構つまらないし残念だよなぁ～と思っていて、自分で何か出来た時の喜びや嬉しさ、高揚感。
あれってとても自分の成長材料になる訳で、私はこれをとても大切な機会としている。
「（オトナ版）初めてのおつかい」と密かに銘打った私の冒険（チャレンジ）は、他の誰かが聞いたら「そんなことでｗｗｗ大冒険とかｗｗｗ言っちゃってるｗｗｗ」と笑うかもしれない。
でも私にとっては誰が何と言おうと大事な冒険なのだ。

●この時点でかかった費用（航空券代）

🛫キャセイパシフィック航空
割引航空券：67,010円
機内持込手荷物：1個（10kg）受託荷物：1個（23kg）

座席指定：2,850円
指定有料の割引航空券だったが、香港 - 成田は深夜便、寝るだけとはいえ恐らくそこはハブ空港。夜中に東京へ移動し朝から観光予定の外国人観光客が多いだろうと踏み、トイレにも行きやすく窮屈な思いをしない通路側の座席を指定した。

合計：69,860円
※全て2024年11月某日時点の価格になります

…ここまで書いて息切れです。
続きは後日。
次はホテル選び、その他事前準備について書こうかな。

余談・脱線多いけど、誰かの旅行準備に役立ちますように。
航空会社の公式アカウントは絶対フォローこれ鉄則。

ではまた。
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