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渋谷と品川

渋谷の松濤美術館にエドワード・ゴーリー展を見に行った。知ってるキャラクターよりも全く有名ではないであろう「崩れ落ちる象」と「みどりの象」が気に入って、もしかしたらポストカードがないかしらと最後売店に立ち寄ったがなく、少しがっかりし変わりにゴーリーの猫の絵本を買った。ほんとうに全く猫が可愛くなく、そこが良かった。

ゴーリーの年表にわざわざネッシーを見にアメリカからスコットランドに行って、見られず失望し二度と海外旅行をしなかった。と書かれており本人もキテレツなところがあったんだなぁと思った。

その後A君の会社が近い品川で遅い夕飯をいっしょに食べた。全く品川のサラリーマンに見えないが実際はそうでこの日も朝8時半から夜9時まで働いており、明らかに彼はくたびれていた。

口には出さなかったけど好きな人の疲れた顔って性的だよな…と目の下のうっすらとしたクマや気の抜けた顔を見て思った。しかし肉体労働ではないとはいえ勤務時間がかなり無茶苦茶でかわいそうである。

疲れてるしお昼もろくに食べてないからと彼だけ甘いデザートを頼んだら問答無用で私の方にデザートが置かれて「俺のです…」と小声で言っていてちょっと笑ってしまった。もちろんちゃんと私が彼の方に渡した。

渋谷区立松濤美術館には初めて行ったが建物も素敵だったのでまた行きたいと思います。



バツイチ年増へのサポートっていやらしい響きですよね。それが言いたかっただけです。