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ゲーム代行業というビジネス

こんちは。GBです。相変わらずみんなのフォトからお借りしてます。

今日、久々に友達に会ったのですが、バイトではない方法で収入を得ているという話を聞きました。私自身、生き死にがかかっていて少し敏感なので、ちょっと話を聞いてみる事にしました。

1.ゲーム代行業とは

ゲーム代行業というのは、その文字通り、代行してゲームを進める業務という事です。売り手が「こういった代行業をしますよ」と内容を提示し、それに同意した買い手側がゲームデータを一時的に売り手側へ譲渡します。そして、買い手側がゲーム進行などを代行し、業務完了したゲームデータを買い手側へ返します。この一連の流れにお金のやり取りを発生させるから代行「業」となるわけですね。色々なゲームを例に解説してみましょう。

ソーシャルゲーム

モンストを例に。モンストであれば、XFLAGのアカウントとゲームのセーブデータを紐付ける事ができます。
売り手側は「クエスト難易度轟絶、代行します」といった内容で、
買い手側はクエスト難易度轟絶をクリアしたいと思っていると。

この場合、需要と供給がありますよね。買い手側がお金を払って代行してもらえば「クエスト難易度轟絶」をクリアした事になるのですから。

やり取りに関しては、買い手側のモンストデータを売り手側に譲渡(メアドとパスワード)すれば良いのです。

この他にも、「石集め代行」ですとか、「課金チャージ代行」、「ストーリー進行代行」、「リセマラ代行」といった代行内容も存在します。

ソシャゲではなく、通常のゲームではどうか。友達が行っている代行の一つとして、「Apex Legends」を例に解説してみましょう。

PS4やSwitchなど

Apex Legendsの場合、ランクマッチ(所謂ランクマ。勝敗によって色々なランク付けをされる試合)代行が代表的らしいです。Apex Legendsのランクは、以下のようになっています(シーズン3)。

えぺランク

マスター&Apexプレデターは上位500名のみらしいので、このランクの代行はほぼないとは思います。ダイヤモンドやプラチナくらいのランクまで代行しますよ〜というのは多そうですね。

手順としては、PSplusのオンラインセーブデータバックアップ機能を使います。なので、PSNアカウント(メアドとパスワード)の譲渡が基本らしいです。売り手側へアカウントを一時的に譲渡し、売り手側のPS4側で譲渡されたアカウント情報を打ち込みサインイン。そして、そのアカウントのオンラインセーブデータバックアップから代行するゲームデータをダウンロードして…という流れだと思います。

これはおそらく、Switchのゲームでも同じような流れだと思います。

2.非常にリスクが高い

上記の例でも言えますが、アカウントを一時的であれ譲渡しちゃっている部分は非常にリスクがあります。拾ったスマホにあったゲームデータを乗っ取っちゃって逮捕なんて事例もあるんですね。

これはそもそも落とさなければ良いし、スマホにパスワードかけとけって話なので、不注意が招いた事でもあります(一部iOSのバージョンではパスコード回避して解除できる脆弱性があったりしますが)。しかし、ゲーム代行業は自分から突っ込んでいくようなモノです。なので、ハイリスクです。ハイリターンかどうかは人それぞれで違うとは思いますが。

また、個人情報漏洩のリスクも大いに有り得るので、やるのであれば多少の覚悟は必要というわけですね。

また、代行は多くのゲーム利用規約にて禁止されている事と思います。つまり、いつアカウント停止を食らうか分からない。そういった不安にさらされながら今後プレイしていくわけですね。しかし、運営側からは、代行なのか、機種変更しただけなのか、それとも課金方法を考えてわざと他の端末に移動させているのか(通常課金よりもAmazonで課金の方が還元されたりという事)という判断がつくのかどうかって話でもありますが。

3.売り手側にもリスクはある

代行したのに支払いされないなんて事もあるらしいです。当然あぶく銭を稼いでいるわけですから、訴えたくても訴えられなかったりします。だからメルカリのような仲介があると良いのかもしれませんが、仲介業者がいたとしても無理なもんは無理だったりします。

システム的に逃げやすいだろうなぁと思います。

4.そもそもゲームってなんだっけ

楽しいからゲームをする。が基本な気がします。なので、代行してもらって本当に楽しいのか?と考えたりもするわけです。

しかし、需要と供給が成り立っているんですよね。だから先程言った仲介業者、仲介サイトもあります。

100%楽しめるゲームはほとんどないという事なのでしょうかね。70%は楽しいからできるけど、30%は退屈でつまらないし、時間がもったいない。だから30%は代行してもらおう。という感じでしょう。

100%丸々楽しめるゲームってなかなかないなぁというのは理解できます。これは私の個人的に思った事なのですが、いくらストーリーが良くてもゲーム部分が欠如していたらクリアのモチベーションは落ちるし、かといってゲームが単調過ぎてもうーんって感じなんですよね。

じゃあ代行してもらおうというのはちょっと分からないなぁ。そこにお金を払うというのが。その辺を知りたいので、一度代行業やってみようかどうしようか。いや、同じハードや端末が2つあったらやってたかもしれませんが、少々手間がかかる割には単価が微妙なので、うーんって感じですけど。少々未知の世界です。

ただ、お金を払ってでも代行してもらいたい、ここまで進めてもらいたい。というのは、ゲームがある種のステータスとなっているのではないか、と思います。

ソシャゲが流行り始めてから顕著になっただろうなと。日常生活で当然ソシャゲの話になり、「俺はここまでクリアしたぜ!」的な話題を出し、人気者になるというような。ある意味ステータスですよねこれ。

俺はここまでやったったんだ!というステータス。私もゲームの実績解除に関しては結構自慢します。なので、ゲームのどこかしらがステータスだと思っている人って結構多いんでしょう。

代行してもらえば実績解除とかデータとして形に残るので、ステータスの証としては充分。ただ、一緒にプレイすると実力が伴っていなかったりすると思います。

5.おわりに

個人的には否定も肯定もできないなぁと思ってます。一部を代行してもらって、その人がゲームを楽しめるのであれば万々歳ではあるし、でも規約違反だったらダメですよねって感じでもあるし。ただ、自分は代行してもらいたくないなぁ。リスク大きいし、自分でやってきたゲームの歴を汚したくもないし。代行する側はゲームできてお金も手に入っておもしろいかもしれませんが。

一部の国ではOKだったりするのでしょうか。あ、でも、アカウント売買に関してはドラクエ10とか結構規制が厳しかったりします。規制にどれほどの努力が費やされているかが書かれた本があったようななかったような。

RMT業者とか結構問題になりましたもんね。そういえばそうだった。こういう波、来るのかなぁ。

好きな事をつらつら書くだけの私ですが、どうかお恵みを…冗談です。