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架空のアルバム 小池百合子の『Social Distance』レビュー

ソシャディス

こんばんは。少し前までカーディガンを羽織っていたのに扇風機を出したマサ内藤です!時の流れは早いですね。

みなさんは暇なときお家で何をしていますか?私は暇が極まると「完全架空アルバムレビューごっこ」をやります。完全感覚Dreamerみたいでかっこいいでしょ?

どういう遊びかというと、とりあえず新聞を開いて目についた名前の人のアルバムを勝手にリリースし、ジャケットを作り、レビューをするのです。そうです、私はヤバ人(ヤバい人の意)なのです。


上のジャケットも私が作りました。本当はもっとしなければいけないことがありましたが、いいのです。もう手遅れなのです。


今回制作したのは小池百合子で『Social Distance』

毎日テレビやネットで見ない日はない彼女がどんなアルバムを引っさげてきたのか。以下レビューになります。


小池百合子『Social Distance』

1:Overshoot!!

2:Rock Down

3:あの町はクラスター

4:「密」です

5:東京アラート

6:With コロナ

7:ビジネス・アズ・ユージョアル

8:Social Distance

9:STAY HOME

1:『Overshoot!!』

前奏を聞くだけで思わず走り出したくなるようなロックナンバー。

しかし、所々に光るセンスの塊が聞くものを飽きさせない。

行き過ぎた変動は 単純に こぼれる涙

という歌詞が心に刺さった。

2:『We Will Rock Down』

1曲目の勢いそのままに、今度は重低音が強調された無骨なサウンドが耳に轟く。

『Overshoot!!』がビールだとしたら、この曲はウイスキーって感じ。

荒々しいドラム、メロディアスなギターリフとボーカルで心地よく酔いが回る。

「意味なんて分からなくていい 心の入口を封鎖して」

という百合子の叫びが頭を揺らす。

3:『あの町はクラスター』

どこかあどけなさと青臭さのある歌詞。ポップなテンポとメロディが最高にマッチしていていつまでも聞いていたくなる一曲。

あの町はクラスター 君をずっと 不安にさせてあげるからね

明るさの中にどこか切なさ、触れたら壊れしまいそうな繊細さを感じさせる絶妙なバランスがいい。

4:『「密」です。』

前の3曲が作り出した雰囲気が一変。しっとりとアダルトな雰囲気を醸し出したこの一曲で心を一気にグッと引き込まれる。

『密』を避けられない現代人をテーマにした楽曲の雰囲気と演奏の世界観が驚くほど合っている。聴いていて胸を鷲掴みにされるような気持ちになる。

『密です、密、密...。密です、密、密...』

一晩中でも聞いてられる、まさにスルメ曲。

5:『東京アラート』

彼女のこれまでの集大成。

真っ赤なビル 真っ赤な橋 新しい日常を受け入れよう

という歌いだしのあまりに美しいボーカル。

その第一声で引き込まれたらもうおしまい。そこから続く約2分間のアカペラにうっとり。

歌い終わるや強烈な第2波、ギターソロが心を揺さぶる。そのギャップもまた素晴らしい。中毒性の塊。

6:『With コロナ』

先程の曲で溜息がこぼれた後、ポップなイントロで運ばれてくるデザート。

このアルバムの中ではシンプルな演奏だが、前曲の後にはこれぐらいが心地よい。

2分という短い時間の中に

世界は元には戻らない コロコロ転がりコロコロナ

などメッセージ性のある歌詞をたっぷりと詰め込んで、スパッとカットアウトで終わるのも高評価。

7:『ビジネス・アズ・ユージュアル』

よく分からなかった。

8:『Social Distance』

小池自身が今の想いは全てこの曲に込めたと発言している楽曲。

アルバム中一番長い曲でもあり、この曲込めた想いが如どれだけ強いのかが感じ取れる。

遠ざかる雲を見つめて あんな感じにしなきゃねと 君はつぶやいた

小池がこの曲を聞いている私に直接話しかけているようだ。

大切に思うから 距離をとろう 

切ない歌詞の中で人と人との距離感や、何事もうまく行かない心模様について語る。

聞いている方も色々な事を考えてしまうが、決してネカティブな楽曲ではなく、むしろ力強さすら感じさせる一曲。

9:『STAY HOME』

ただただ優しいバラード調の曲。和楽器やクラシック、ワールドミュージックを飲み込んでオーケストラに落とし込んだ壮大な1曲。

うちで洗おう 腕を洗おう 足を洗おう 洗わせろよ

みんなうちで歌おう。


いかがでしたでしょうか?興味が湧いたのならみなさんもお試しください。

それが「入り口」です。


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