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笑って死ねるアクションゲームSEKIRO

こんばんは。もしくはこんにちは。300回死んだ男です。200回を超えたあたりからカウントしてないんですが、多分それくらいだと思います。

SEKIROっていうゲームが死ぬほど好きで何回も死んだんですよ。忍者が主人公のアクションゲームで飛んで跳ねて忍んで斬っての大立ち回りをするゲームなんです。

ストーリーはね。単純です単純。なんか王子様みたいな人がさらわれたから助けるんです。それだけです。マリオです。難しい単語とか聞き慣れない感じも出てきますが、気にしなくていいです。

まず主人公がすっごくかっこいいんですよ。後ろに髪を結った忍者で、左手が義手なんです。その義手に搭載された鉤縄で屋根や木をシュンシュン飛び回るんです。手裏剣とか鉄傘とか火炎放射器も仕込んであったりするんで的に合わせて使い分けるんです。かっこいいです。

ただね。プレイしていて申し訳ないんです。めっちゃ死ぬんです。忍者はすげぇかっこいいのにめちゃくちゃ死ぬんですよ。最初のチュートリアルですら3回死にました。

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主人公すっげえ雰囲気あるのに落ち武者みたいなやつに2.3度切られて死ぬんです。そりゃそうですよね人間なんだから。主人公は悪くないんです。全部俺なんです。

暴れん坊将軍とか20人くらいに囲まれても大丈夫じゃないですか。でも彼は、というか俺はダメなんです。2人以上が相手ならもう即死なんです。犬3匹とかに噛み殺されたりもしました。泣きそうになりました。

まあそれでも挫けずにやってましたらば、なんか繋がれた赤鬼みたいなのが出てくるんですよ。

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こいつがバカ強いんですよ。すっごい間合いで投げてくるんです。吸引力がダイソンなんです。ロシアが調整したスト2のザンギエフなんです。

でもこっちは忍者なんで、正々堂々やらなくてもいいんですよ。むしろ邪道です。このゲーム、大ボス以外は背後とか真上からバレずに行けば暗殺できるんですよね。こちとら忍者なんで。

だからこの赤鬼も最初は気付かれるんですけど、所詮人間様にこき使われる存在なんで、出会ってこっちに気づいたら脇目も振らず戦略適撤退です。スパイダーマンよろしくシュッシュッシュッと鉤縄出して城の屋根に逃げるんです。

んで壁を背にしながらチラチラと奴をチェック。頭空っぽなのでしばらくしたら奴は警戒を解きます。その瞬間猛ダッシュ。でっけぇ鬼の背中を後ろかグサーッ!!で大ダメージすわ。

でもボス級のやつは一発じゃだめなんすよ。そっから鬼の攻撃を避けつつチマチマ斬り続けてやっとのことで倒しました。泣きました。嬉し涙じゃないです。悔し涙です。

もっとカッコよく戦いたい...。せっかく忍者なのに...。メンチきった思ったら一目散に敵前逃亡して後ろからグサーッて...。

でもいい。それがNINJAなのだから。NAMIDAを拭いて次のステージへとす進みました。

このSEKIROはなんせこういったボス戦が面白いんです。めっちゃ死ぬんですけど死ぬたびに成長している自分も感じられるので、みんな笑いながら死んでいくんです。

特に「葦名 玄一郎」っていうボスがすごいのです。

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こいつは私のゲーム人生で最も素晴らしいボスでした。もう全部やってくる。SEKIROで習ったこと全部。

SEKIROってディフェンスが大事で、ある種じゃんけんみたいなとこあるんです。『弾き』『回避』『見切り』っていう3つの行動を敵の攻撃に合わせて最適解を選び反撃するのが大切なんですよ。

こいつはじゃんけんのテンポが以上に早いんです。こっちが「最初はグー...」って言おうと思ったら「ジャンケンホイ!!あっち向いてホイ!!しっぺ!デコピン!ババチョップ!」って怒涛の展開が待ち受けているんです。

もうこっちは頭沸騰させながら戦うんですよ。あれよあれよという間に死亡回数が増えていきます。

100回を超えたとき、一度コントローラーを置き、海へ出かけました。

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人間は2種類います。落ち込んだときに自分よりちっぽけなやつを見て「あいつよりはましか」と思う人間と、自分より大きいものを見て「俺の悩みなんてちっぽけだぜ。」と感じる人間です。

「人間はよ、上を見だしたらキリがねぇ。でも下を見だしたら後がないんだぜ。」これは拾った靴を路上で売って生計を立てている友人の言葉です。

よし、いっちょやりますか。

そして運命の104回目。

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よっしゃ!!よっしゃ!!Yossya-----!!!!

やりました。俺はやりました。

SEKIROが私に教えてくれたこと

それは「止まない雨はない 明けない夜はない」ということです。

300回死んでも諦めない男、マサ内藤です。よろしくおねがいします。

#自己紹介をゲームで語る

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