定期的に観たくなる大人のための癒し映画『かもめ食堂』のファンアート描きました
今回は大好きな映画『かもめ食堂』(2006年)の
ファンアートイラストを描きました
日本の北欧ブームの火付け役になった映画
個人的にはそんな認識がある作品です
登場するのは過去や現在に
モヤモヤを抱えて生きてきて
何かを変えたくて行動に移した結果、
気がついたら異国の食堂に引き寄せられた
自分に正直に生きることを決めた女性たち
ある程度の年齢を過ぎ、
自らの生き方を俯瞰で見てみたときに
この衝動に駆られる人は
すごく多いんだと思います
何を隠そう自分もそうです
何か 人生の軌道修正をしたくなる
そんなタイミング
この映画を最初に観た頃の私は20代でしたが
主人公サチエを演じる小林聡美さん
(当時41歳)はちょっと声が低めで
語尾を言い放つ感じがして
性格がキツそうだな〜といった印象だったのです
しかし、テキパキと調理をして、
お皿に作った料理を盛り
美味しそうに食べるお客さんたちを眺めながら
嬉しそうに微笑む姿を観て、
何かすごく惹かれてしまったのをよく覚えています
それ以来、彼女主演の作品は
欠かさず観るようになりました
そして
この映画で1番好きなシーンは
ガラス越しに
無表情のもたいまさこさんが佇んでいる場面
無条件に毎回爆笑させられてしまうので
このシーンが近づくとソワソワ…
片桐はいりさんは、言わずもがな
表情が豊かで面白いし
現地の俳優さんたちもとてもナチュラルでステキ
お店の内装や、
あらゆるデザイン・キッチンツールが可愛くて
丸ごと真似したくなるセンスの良さ
そして、国境を越えるおにぎりの癒し効果
元気を出したい時に 定期的に観たくなる
そんな映画です