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創作-Z女戦争

周りに持て囃されるままに調子に乗っていたら、相手の隣はもう埋まっていて、わたしが「しそこなった」ということが周りに蔓延ってしまって、どうにも表面上で気を紛らわすことはできたけれど、今も何かを隠したい。なにか隠したいのかは、まだ分からない。 捕獲は失敗したが、網を隠すつもりは無いし、きっとただ、そこから狩人だけがいなくなる。 素敵なものだったし、多分わたしはその時世界一可愛かったはずである。はずなのだが、その詳細が何も思い出せない。いつかの乙女の顔はきっと全人類の頭から消え

    • ミルクパズル

      何かを取り出して 虫唾が急勾配で走り出す どこまでも続く音が止まりだす 動かない景色が折々に染み込む 私の白が頭の中 何かを敷き詰めて 反吐が緩やかに溢れ出す いつまでも進む針が怖くなる 全てが手からすり抜ける私は駒 今あたたまる脳の裏 真っ白に崩れ落ちた私の城が 最初から真っ白であったと気付けずに

      • 通学路に猫の死体

        通学路に猫の死体 通学路に猫の死体 ごろごろごろ 猫はごろごろ 雷がごろごろ じゃがいもごろごろ ハードなこの頃 懇ろにゃ済ませないですにゃあ 通学路に猫の死体 悪夢の夜頃に 猫がごろごろ 怠惰でごろごろ お腹がごろごろ 胃の中 頭の中 目の中 通学路に猫の死体が ごろごろ見える ごろごろしたい

        • 日記-深夜散歩

          どうにも長期休みは気が沈むのだが、うちはなかなか不審者情報が出ないから別にいいか、と思い深夜にいきなり散歩をする気になった。 mvにでもなれば、とスマホも持った。親に心配をかけないように、起こさないようにとキッチンの勝手口から息を殺して出た。 罪悪感があったが、いままで深夜の外出などやった事がなくて、バレた時のことを考えても少し嬉しかった。 スリル、スリルが私の最大の盾だった。 扉が案外音を立ててしまったので、もしかしたらバレたかもしれないと、捕まらないように全速力で逃げた

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        創作-Z女戦争

          自我を出すとは

          自我が出るとはどういうことですか? 一般的に自我の芽生えというと、「自分でやりたい」と自分の意志を表示するようになることを指します。 主に1歳9ヵ月頃から2歳頃にかけて、このような言動が増えていくでしょう。 ただし、それ以外の時期でも自我の芽生えや自我の育ちと関わりのある変化が見られることがあります。2021/12/28 自我の芽生えって?子どもの変化と親が心がけたいポイント - ママ賃貸 だそうです。 何考えてるかわからないからもっと自我出して!とたまに言われるのですが

          自我を出すとは

          短歌?

          居眠り 授業中 とろけた夢と 言葉だけ ずっと続けばそれでいいのに ペットショップ まだ何も 知らない君が 箱の中 これから沢山 写真が増える 2度寝(1) 輪郭を 暈して君を 横に置く さらば早朝昼ごはんまで 2度寝(2) 2度3度 いつもそこには ただ怠惰 寝てしまったら夜になるけど 指眼鏡 指眼鏡 作った先に 見えるのは 小さな異世界 子供の特権 樹の下 死んだ時 誰かの肩に 散るだけの 淡い春色の桜になりたい 自炊1日目 あー失敗 君が泣いてる 目玉焼き

          短歌?

          自己紹介|はじめてのnote

          実は初めてではなく、数日前からいくつか投稿をしていました。 自我を出すという意味でははじめてのノートなので許してください🙇‍♂️ 名前は⑥です。 拙い文章が多いと思いますが、読んでくれると嬉しいです。 趣味 料理と曲を作ること、あとは絵を描くのが好きです。 でも絵は見る方が好きかもしれない。 読書もします。そろそろテスト期間なので、それが終わったら最近買った「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を読みたいなと思っています。 そして何よりも音楽を聴くことが好きです!! 好き

          自己紹介|はじめてのnote

          「遅延妄想罪」(夢日記)

          私は知らない館の中にいた。 朝9時くらいだった。 これは夢だと何となく思った。夜中に1回トイレで起きてまた寝たからだ。私は1度起きてから寝るとだいたい夢を見る。 小さい頃買いたくても買えなかった女児アニメのグッズが、100万もする代物かのごとく大事に大事にガラスの中にしまわれていた。 馬鹿らしいと思いながら、実際それくらい当時の自分にとっては価値あるものだったと思いながら館内を巡った。 どこからどこまでもそれであった。魔法少女の変身アイテムとか、妖精のぬいぐるみばかりだ

          「遅延妄想罪」(夢日記)

          黄昏

          憧れている。 世界の終わりに憧れている。 誘われている。 それはきっとこの世で1番素晴らしいものだと。 あの荒れている、腐りきった地面に降り立って自分はそれがいかにそうなのか語るべきなのだと。 遊ばれている。 「ああ、みんな思ったより冷たいんだなあ。」 黄昏ている。 輪郭のはっきりしない終わりが、いつだって僕の瞳孔を掴んでは離してくれない。 黄昏時、いつだって世界が終わるような気がしてならないんだ。

          リンゴ

          明日の調理実習のために、リンゴの皮を剥く練習をする。 自分の手が傷つくのを怖がりながら、 怖いもの知らずのフリをして果物ナイフでひたすら剥く。 怖くない怖くない。あたかも自分がまだナイフの存在も知らぬ子供であるかのように、気味が悪いほど優しく語りかける。 「失敗してはダメだ」と。 ちっぽけな地球をなぞるかのごとく刃を滑らせる。深く入れてはならない。滑らせなくては。米粒の中に神様が7人いる話があるように、そこにはきっと侵しては罪ななにかが居るのだ。常温放置したバターよりも滑ら

          リンゴ

          清純少女とロボトミー

          某色の脳を持った獣による妄りな暴食をたしかにこの口で全て飲み込み某所にて奉仕して度々の裸像を描かれます。 誰かのきわめて飽食な生活を日記にさせてしまうのがこの世の何よりも鬱苦死く清欠なものであるとするべきである わたしの毎日はいつも真を虻背ですの。 そしていつの間にかますます体内で酸性雨が増えていくの。か? にわかに光が射す夜が月光が激昂を加速させた地球を 抱きしめてそれから眠りにつくための自分のための音を聞きながら眠ろうとしていた?してきた。 誰かを恨んでまた夜の真ん中に立

          清純少女とロボトミー