【読書メモ】ここがヘンだよアメリカ人(芽衣田珠子さん)
「ここがヘンだよアメリカ人」というエッセイ漫画を読んだ。
著者が高校生の時に、ご家族が駐在の関係でアメリカに来られて、現地の高校生として何が日本と違うか、どういった経験をしたか、というエピソードが漫画で描かれている書籍。
英語を第二言語とする生徒は、まず英語力を測る試験を受けて、その結果に応じてネイティブスピーカーと同じ授業を受けるか、英語を第二言語とする生徒を集めたクラスの授業を受けるか、決めるそう。この著者の方は公立高校へ進学されているのだけど、少なくとも、自分の知る日本の公立高校で、このシステムを取っているのは聞いたことないなぁ。日本語を第二言語とする生徒の絶対数が少なかったから、この制度の必要がなかったのだとは思うけど、近い未来、日本にもこの制度が導入されるんだろうか。
また学年によっては、「将来何を学びたいか」から逆算して、選択クラスを自分で決めていく必要があるそう。私自身は、入学の時点で文系、理系が分かれていて、3年間の高校生活で「選択科目」を自分で決めたのは数科目だけだったなぁ。そういうカリキュラムの学校と分かっていっていたので、自分は何の問題もなかったと記憶している。むしろ、あの段階で「どの大学にいきたいか」ではなく「将来、どんな仕事をしたいか」を軸に物事を判断して、選択科目を決めるように言われていたら、自分の場合は指針がなく、困ったことになっていたのでは、なんて想像する。
逆にいうと、私が大学4年生くらいでようやく「さ、どんな仕事がしたいのかな、自分は」と真剣に考え始めたのを、高校生で考え始めるということなんだな、と。(もちろん、日本にも、高校生や中学生の段階で就きたい職業を決めて、それに向かって動いている方々はたくさんいると思う。あくまで、自分はそういうパターンではなかった、というお話です)
もし、高校生の段階で、考える機会がこうした形で強制的に発生していたら、何か今とは違う結果になっていたのかなぁと、ふと想像してみた。
想像にしか過ぎないけども、おそらく過程がちょっと違うだけで、今と同じ場所にきたのではないかな、という気がする。
アクションに落とし込みたいこと
この本に書いてあったことを、アメリカで高校に通った方々に話してみる。特に選択科目や、プロムのお話を聞いてみたい!
英語、コツコツこれからもずっと勉強だなと再確認。
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