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ステロイドの本当の怖さ

アナボリックステロイドの副作用の話をしていきます。調べれば調べるほど難しい問題なんだなと実感しました。何がそんなに難しいのは読んでいただけたらご理解いただけると思います。とにかく闇が深いと思いました。

ステロイドとは

男性ホルモンのテストステロンに似た物質でタンパク同化ステロイドと呼ばれているものです。病院とかでアトピーの治療薬として処方されるステロイド軟こうは副腎ホルモンでアナボリックステロイドとは全く別物です。ステロイド軟こうで出る副作用とは別物ですのでご理解下さい。
アナボリックステロイドは筋肉を大きくする目的、自分の身体を格好よくする目的で使われます。経口タイプ注射タイプの2種類あります。薬なので投薬期間を決めてサイクルを組んで使用します。ある一定の期間が終わったら休止期間を設けて身体を休ませます
注射のアナボリックステロイドが本来通常使用するべきもので体の中のテストステロン値を上げ、一定にした状態を保ちます。それにプラスαで経口のものを摂取するというのが正しい摂取の仕方らしいです。見た感じ注射の方がヤクをやってそうでヤバそうな気がしますよね。気軽にとりやすい経口のものを摂取する人が多いみたいですが、本来はそうゆう使用目的ではないのでそこまで効果が無い上に副作用がひどいことがあるようです。何も知識がない状態で口から摂取できるので、やってみるととんでもない副作用が出てしまうということです。だからといって注射のステロイドを勧めているわけではありませんのでご理解下さい。経口のものを単独で効果がでるほど使用するのは非常に危険ですのでそれはやめましょう。投与期間中はテストステロン値が上がって投薬をしていることでおこる副作用があります。また、休止期間では投薬してないのでテストステロン値が下がっている状態です。テストステロン値を投薬によって上げていたので自然分泌がされなくなり、テストステロン値が下がってしまう時におこる副作用があります。

副作用

例えば、経口タイプと注射タイプで副作用が違ったり、投与期間と休止期間で副作用が違うということがあります。又、副作用は用量依存によります。どれだけとったかによって作用と副作用が違ってきます。少量であれば作用も副作用も小さいですし、大量にとればその分作用し、副作用も大きくでます。おもに下のような症状が現れます。
・血圧上昇とコレステロール値上昇
・循環器疾患や冠動脈疾患のリスク
・にきび
・高用量を経口使用すると、肝障害を起こすことがある
・高血圧、血中LDLコレステロールの増加・血中HDLコレステロールの低下
・発がん性有。白血病の発症リスクを有意に上昇 など
例えば、投薬期間中は有酸素運動したりすると程度問題ですが、心臓に過度な負担がかかり心筋肥大を起こして心臓病になる危険があります。
投薬期間というのはテストステロン値(男性ホルモンの値)が上昇しその時に筋肉がついていったりするんですが、それを続けていくと体に負担がかかるので休止期間に入ります。そうすると外からいれないのでテストステロン値が下がったことにより精神的な症状もでてきます。
・うつ病的症状、妄想、気分変動の激化、パラノイア、いら立ち・攻撃性や突発的な暴力衝動の発現といった症状が現れます。
さらに、男性ホルモン値が下がった状態(大量に摂取すると休止期間には自然分泌をとめてしまう)になると男性の場合、女性化していきます(女性乳房化や、声が高くなったり、睾丸の萎縮で無精子症)。だいたいの場合、可逆性で男性の場合は回復することがほとんどのようです。
使用者が女性の場合は男性化してしまうが、不可逆的ということで元に戻らない場合が多いということです。

何が一番怖いのか

何がおこるかわからないということが一番怖いのです。アナボリックステロイドについて調べていくと様々な症例報告であったり個人的な使用レベルのレビューだったり、レポートがあります。使い方についてもこうゆうサイクルでこうゆう使い方をしたらいいよというのがいくらでも出てきます。調べれば調べるほどたくさん出てきますが、研究されたデータは全くありません。どれくらいの量どれくらいの年齢、どれくらいの体重・伸長の人がどれくらいの期間摂取したらサイクル中・サイクル後の副作用の症例や何年後かの症例などのデータは皆無です。でも、アメリカでは推定100万人くらい使っているといわれているんです。一説にはそんな数じゃない、それ以上だとか。誰もちゃんとした統計をとっていないし、調査もされていないという事です。アメリカでは違法ですので仕方ないといえば仕方ないですよね。しかもサイクルを組んで投与して副作用を調べたら人体実験の域にはいってくるので、よっぽど疫学的な観点から研究を進めるという意味が強くならない限りは中々できないことかもしれないです。

なぜ把握できないのか

前述したようにしっかりと調査・研究されていないからですが、あるアメリカ報告によると、1990年から2012年の間の22年間にステロイドの症例報告で使用し死亡した人数は19人おそらくもっとたくさんいるだろうと推定されますよね。2017年アメリカの有名なボディビルダーのリッチ・ピアーナさんという方が亡くなられたんですが彼はアナボリックステロイドの使用を公言してサイクルを組んで使っていたわけですが、彼の死因ですらストロイドに関連したものだとは公表されてないんです。いわゆるそうゆう事だと思います。ステロイドを使っている人が亡くなっても、それがステロイドによる死だとは関連付けられないということですね。なので追跡した調査結果もなければ正確なステロイドによる被害者の数というのもわからないということです。

まとめ

アナボリックステロイドによる使用が最近出回り、社会問題化しつつある日本はインターネットの力を借りて急激に広まってしまってる現状です。あと10年後一体どうなっているのか。使用を助長してしまう事になるかもしれませんが、アーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンはアナボリックステロイドを使っていたんですよね。だけど今は普通に問題なく生活されているわけですよね。あれだけの身体にするために使っていたにもかかわらず、今現在元気であるということを考えた時に何をどう解釈してよいかわからなくなりますよね。方やアメリカの若くして命を落としててしまった子の親御さんがアナボリックステロイドの啓発活動をされている方もいらっしゃるんですよね。本来私はアナボリックステロイドの使用は絶対NO!なので今日はその絶対ヤバいという話をさせていただきました。正直言いますと決定的にヤバいんだ、絶対危険というようなデータはみつけることができませんでした。そうなんです。ステロイドの正しい情報というのは簡単には得られないということです。本当に怖いのはその情報がほとんど手に入らない、正しい情報が手に入らないという事なのです。

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