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ChatGPTがMBAの最終試験に合格 一方で・・・

ChatGPTがMBAの最終試験に合格


アメリカの世界屈指の名門ペンシルバニア大学ウォートン校(世界大学ランキング13位(ちなみに東大は23位))の教授らが行った調査によると、ChatGPT-3が、同校の経営管理修士(MBA)プログラムの最終試験に合格したみたいです。

また以前書いた記事にこんなものがあります。興味があればぜひ見てみてください。

大学院レベルの試験を突破するChatGPTですが、こんな話もあります。


ChatGPTに物理をやらせる

 この動画は、イギリスのノッティンガム大学で物理学を教えるBrady Haran教授がChatGPTモデルを使ってGCSE(イギリスの中学校卒業に課される試験(日本では高1程度))の物理の試験問題に答える実験について説明しています。教授は問題をモデルに入力し、ChatGPTがどの程度物理を扱っているか、直感や概念の理解があるかどうか、その出力を調べました。

 教授はChatGPTが正しく推論できることを発見しましたが、時々計算で係数を無視することがわかりました。
また、動画内で教授は以下のような質問をしました。

質量mの 粒子が単振動で振動している。振動の周期は T で、振幅は A とすると最大の運動エネルギーはいくらですか?

そしてChatGPTは答えである最大運動エネルギーの正しい公式を得ましたが、間違った推論を経由していることがわかりました。


GPTはあくまでも言語モデル

 GPTはあくまでも言語モデルですが、計算も一部ではありますができるみたいです。しかし、MBAの修了試験に合格したにも関わらず、小学生でも間違えないレベルの計算ミスをする点で、ChatGPTには不得意分野もあるみたいです。

Wolfram Alphaも便利

 もし、AIに計算などをさせたい場合はWolfram Alphaがおすすめです。
WolframAlphaは、問題を入力することで、途中式、関連する計算やデータを瞬時に検索し、表示することができるオンラインサービスです。
※筆者は大学数学の答えと途中式を確認するために使ってます。

 WolframAlphaは計算式だけでなく、文字列の入力にも対応し、関連するデータを収集し、解答を提供することができます。また、最近では計算や科学技術の分野だけではなく、経済、政治、文化など幅広い分野までカバーしているのでとても便利です。


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