あぁ、さびしい。世界ふしぎ発見!最終回に寄せて✈️
あぁ、さびしい。
なにがさびしいって、世界ふしぎ発見!のレギュラー放送が最終回を迎えたことである。
終わってしまうというニュースを目にしてから、さびしいなぁと思いながら観ていたけれど、最終回放送後の夜はなんだかいろいろ思い出して、涙がうるうるしてしまった。
私は旅行が好きだ。社会人になってからは長期休みの度に、隙あらば海外に行った。
インドネシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ギリシャ、南アフリカ、ニューカレドニア、シンガポール、タイ、メキシコなどなど…
当時働いていた会社の先輩には「ハワイとかリゾートじゃないからたいして羨ましくない」などと言われながら、そのおかげで?長期休みをとることも許され、見たい景色がある場所に足を運んだ。
物心ついた時には、世界ふしぎ発見!は家族で楽しむ番組だった。
父親がスポンサー企業で働いていたのもひとつの理由だった気がするが、母親も大の旅行好きで、番組最後の旅行が当たるクイズにも当時ハガキをちまちま買いて応募していた記憶がある。(当選しなかったな……)
急に思い出したが、母親は世界ふしぎ発見!をきっかけにエジプト好きになり、エジプト考古学の権威である吉村作治先生のファンクラブ?みたいなものに一時期入っていた。
結果として、私が小学5年生ぐらいの家族旅行で母の念願叶ってエジプトに行った。
あまり幼少期の記憶が残るタイプではないけれど、エジプト旅行はちょこちょこと鮮明な記憶がある。世界遺産、しかもあれだけ巨大なものを目にしたこともそれまでなかったし、それだけインパクトがあったのだと思う。今でも覚えているのは、旅行中はガイドさんの説明を一生懸命メモしていて、そんなことをしたのはこの時が初めてだった。
ちなみに、いまだに実家に帰ったときに着る部屋着コレクションには、エジプトの古代文字「ヒエログリフ」が書かれたTシャツがノミネートしている。(私の部屋着は、旅行先で買ったTシャツと、ライブTシャツで構成されている)
世界ふしぎ発見!のおかげで、家族の思い出がいろいろと蘇ってきて、ひとつの番組からいろいろな影響を受けたことを実感した。
この木なんの木が流れる場面で「パパが働いてる会社はどれ?」と聞いたり、母親とここに行ってみたいねぇ、と会話したり。
家族との思い出をたくさんくれて、自分の興味関心を広げてくれた、世界ふしぎ発見!に感謝。38年間、お疲れさまでした!
憧れのミステリーハンターにはなれなかったけれど、ミステリーハンターになったつもりでこれからも人生の旅行を楽しみます✈️
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