2023春アニメ感想 ティアキンが悪いよティアキンが
タイトル通り、春アニメは『ゼルダの伝説 TEARS OF THE KINGDOM』のせいでほぼ片手間に見ました。
↑ここでちょろっと書いてるんだけども、2022年の頭くらいからゲームにハマって、とりわけブレワイ及びゼルダシリーズにどっぷりハマってしまい、ブレワイクリア後に時オカ、ムジュラ、トワプリ、スカウォと、ブレワイに特に縁のある作品を立て続けにやり、その上でブレワイをもう2周 (つまりティアキン前に計3周) するというのをやっている内にだんだんアニメ見なくなってきたという事情があった。そこで今春、満を持してのティアキン発売。発売日の00:00からもうがっつりやってたら完全にアニメ見る時間と体力が消しとんだ。
プレイ記録見たらブレイワイ+ティアキンで1000時間もやっており、全然ゲーマーじゃなかった人生で後にも先にもこれが最長だと思う。ティアキンをクリア後は全然ゲームやってないのでもしかするとアニメへのモチベーションが復活するかもしれない (ゲームも自分でやるより人がやってるの見てる方が面白いんよね)。
加えて春アニメのタイトル群に惹かれるものがなかったのもあって、本当に片手間な視聴になってしまった。
新規タイトルがダメならと見忘れてた進撃の巨人の完結編 (前半) を見たり、『上野さんは不器用』(何も見る気が起きん時に肩の力抜いて見られるギャグアニメリストの一つ) を見返したりしてアニメへのモチベを何とか保とうとしていた。
ということで春アニメの視聴リストはこちら。いずれも全然腰を入れて見ていない。
感想も片手間です。わざわざ書くほどでもないものばかりなのでマジで今期は虚無です。
〜感想のルール〜
評価に応じた順位付けをする。
視聴中のモチベーションの多寡を、タイトル横に補足する。
評価の順位とモチベの高低は必ずしも一致しない。上位であっても視聴モチベが低いことがある。逆も然り。
評価の順位とモチベの高低は必ずしも一致しない。上位であっても視聴モチベが低いことがある。逆も然り。
〜モチベーションの内実〜
特盛 (本編を繰り返し集中して見た)
大盛 (1回は集中して見た)
並盛 (内容を覚える程度には見た)
小盛 (だらっと流し見した)
虚無盛 (ほぼ見てない)
6位『トニカクカワイイ 2期』 モチベ:虚無盛
1期はそこそこ楽しく見てたけど2期で完全に虚無った。途中で切った。
1期はOPがめちゃくちゃ好きだったが、今期は全然ハマらなかった。
♢
5位『地獄楽』 モチベ:小盛
まだジャンプ+を意欲的に読んでいた頃に毎週楽しみにしていたやつだったので、普通に面白いかと思ったが、アクションもイマイチかっこよくないし、テンポも悪いしで、こんなもっさりした作品だったっけ?となり意気消沈した。
♢
4位『ゴールデンカムイ 4期』 モチベ:小盛
奇人変人祭りがちょっと復活しかけたけど、もう物語も佳境なのか真相に迫るパートが増えてきて段々合わなくなってきた。
♢
3位『僕の心のヤバイやつ』 モチベ:小盛
Twitterで更新のたびに話題になってたラブコメ。
原作も3巻までは読んでてたしかに人気になるのも分かったが、イマイチハマらなくてそれ以降は読んでなかった。アニメも3巻までの範囲だったが、やっぱりハマらない。
今日定着している未熟な男子×精神的に優位な立ち位置の女子の組み合わせ、いわゆる高木さん系の類型に数えられると思うんだけど、これはもうちょっと心理描写に重きを置いてるタイプ。市川の内的葛藤 (自分語り) と山田の奇行を織り交ぜて、ギャグっぽく仕立てているが、俺が好きなタイプのラブコメではなさそうだということを再確認した。基本的に出来事・事件ベースで登場人物がわちゃわちゃ動くドタバタギャグが好きなので、ラブコメの「コメ」の部分で食い違いが起こってる。
ニコニコ漫画で商業インディーズ問わず毒にも薬にもならないラブコメを大量にフォローし、2巻くらいで打ち切りor更新停止みたいなのを見届けるのを習慣にしている者から見ると、これは「薬になる方」のラブコメだと思う。俺はどっちかというと毒になってくれた方が嬉しい。
でも最近これ系統のラブコメでだいぶ楽しみにしてるのがあって、それが2023夏アニメの『好きな子がメガネを忘れた』の作者が並行して連載している『隣のお姉さんが好き』。『好きめが』はアニメ1話で画作りが合わなすぎて断念。ぜひ『隣の〜』をアニメ化してほしい。『イエスタデイをうたって』のスタッフ陣だと嬉しい。
以下、『隣のお姉さんが好き』の何が好きかって文章。
『隣の〜』も『僕ヤバ』と似たようなところはあるんですけど、『隣の〜』の方はたーくん (主人公) がお姉さんの心理を理解しようとめちゃくちゃ奮闘するのがちょっと異色。
たーくんはラノベ的な鈍感系主人公とか市川のような自意識過剰な主人公がやりがちな、話聞いてなかったり、相手の言葉を捻じ曲げて受けとるみたいなことをせず、お姉さんがなぜその言動をとったのかを割と核心に迫って理解して、それを拙いながらも言語化できるんです。
もちろんたーくんも勘違いを人並みに起こしますが、自暴自棄にならず一旦ブレーキを踏んでお姉さんと話し合います。
ただこっからが肝で、たーくんはまだまだお子ちゃまな中坊なので、お姉さんが言わんとすることを理解できても、お姉さんが「言われたいこと」と「言われたくないこと」の線引きをミスるんですね!!!(最高ポイント) そこまでは言っていい領域だけど、そこから先は言わないでほしい部分まで「言っちゃう」んですよたーくんは。
このバッドコミニュケーションがたまらなくツボに入る。鈍感系とかはそもそもコミュニケーションができてませんからね (話をちゃんと聞けで終わる)。
相手の話を聞き、意識的/無意識的な「察してムーブ」を押し測り、一定の理解に至ってなお、相手にかける適当なワードが浮かばなかったり、デリケートな部分に悪気なく片足突っ込んでしまってお姉さんの機嫌を損ねてしまい「やってしまった…けどなにをやってしまったんだ (お姉さんのあの発言あの行動の意味は分かってるのに)?」ってなってるたーくんが最高にかわいい。アウトプットでミスってるのよ!たーくん!!(お姉さんが脚本賞に応募しようしているのが発覚するエピソードは必見)
俺は相手の言動に至る動機の部分を的確に察せて、何だったら共感出来る部分もあるにも関わらず、自分の意思や意見を伝える段階でミスって「なんでそういうこと言うの!💢」ってなる「すれ違い」が好きで、これに対して鈍感系とかは単純に話聞いとらんだけやんけとか、ただの思い込みやんけとなって冷めるんですね。いいとこまで行ってそこでミスるんかい!ってなってほしい。
『隣の〜』はこれを高頻度かつ高品質にやってくれるので大変助かっている。
まぁおねショタだから好きが9割ですが (たーくんがかわいすぎる…俺はなぜたーくんの姉ではない?)。
『僕ヤバ』にもこう言う展開あるんですかね。2期以降にあるんだとしたら視聴継続したい。
それに市川もそこそこかわいいし、おねショタポテンシャルは秘めている (実年齢差おねショタじゃなく、精神年齢差おねショタが発生しそうな気配は感じ取っている) ので、2期を待とうとは思っている。
♢
2位『天国大魔境』 モチベ:並盛
原作は5巻まで読んでいてそれ以降の展開は知らなかったが、あっという間に5巻の内容を追い越したのですごいテンポいいことに驚いた。
そういやI.Gのアニメひっさしぶりに見たなぁ (『海賊王女』から目を逸らしつつ)。
映像面は流石と言ったところで、今期では頭一つ抜きん出ている印象。
『壁の町編』はレイアウトキレッキレのカットがいくつもあってマジでカッコよかった。
ただ5巻以降のエピソードに差し掛かってから後味の悪い展開で終わりとなってしまい、そりゃないよ感が強い。確かにシビアな世界観ではあるけども、見終わった後に苦味しか残らないのも考えもの。
♢
1位『江戸前エルフ』 モチベ:並盛
マガポケでちょこちょこ追ってるし、こう言うのは1話完結ショート漫画のフォーマットだからいいのであって…と特段見ようと思わなかったが、結果的にこれが1番よかったのかもしれない。でも最終回までは見ていない。漫画でいっかになっちゃった。