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抗がん剤投与中の食事について②
食事については以前抽象的に少し触れさせてもらったが、「病院食単体」で長い入院生活を乗り切るというのは、実際に難しいと思っている。
もちろん様々な食事制限等の中で全てが叶うわけではないという前置きになるは残念であるが、長い入院生活の中で感じた『食事』に対しての考え方を少し記載していこうと思う。
▼ 米を食べる大切さ
食事は主食と副菜に分かれており、私としては副菜の好みやその時の体調によって食べられる差が激しいということを認識しているのでどちらかというと「最低限主食を何とか体の中に入れるための工夫」を一番心がけている。
主食は麺やパンという人もいるだろうが、私の結果的な感覚で行くと「米をいかに上手に食べるか」というところが大切ではないかと思っている。
炭水化物についての是非はあるものの、とりあえず出された米をたくさん食べるというのが一番大事というのが今の時点での結論である。
炭水化物を摂らないと頭は働かないし、動くのもだんだん億劫になってくるのが私の経験談である。
▼ 普段なにで米を食べているか?
もちろん米の食べ方というのは人それぞれであって。魚をおかずに食べる人、卵かけご飯にする人、カレーをかけるとすすむ人、まぁ様々だと思う。
その中で入院生活となると保存方法や、差し入れのタイミング等によって、ふりかけのようなものを使う人が実際増える。
私も何度もふりかけのようなものを持ち込んだが、結論としてふりかけを「
普段」から使っていない人はおそらく高確率で、短期間で飽きがくる。
結果的に「食事をいかに普段の状況に近づけるか」というのが大切であると改めて思う。
実際のところ、高齢の入院者の方は奥様の作った漬物でご飯を食べている方や梅干でご飯を食べているというカタチが多く、その状況から乖離すると食が細るというのが一般論のようだ。
もちろん全てが叶うとは言えないが、なるべく「特別」なものではなく「日常」を自分の中に用意できないかという形で食事の組み立てをするのが、私はいいのではないかと思っている。
▼ うまくいかなかったもの
ネット通販等を通じてある程度保存が効いて、ご飯のおかずになりそうなものというのはいくつか使用したが、結果的にあまりうまくいったという印象はない。
特殊な調味料や高い缶詰など、過去の入院生活の中では色々と使用したもののあまり長続きがしなかったのが実情である。
やはりそれは普段から乖離をしているという意味合いで、そのような結果になっているのだと思う。
もう少し言うと「ご飯の代わりになるようなもの」、例えば栄養補助食品やゼリー飲料といったものも全く体が受け付けなかったということはないのであるが、やはりこれもある程度長期的に補給するとなると少し厳しいところがある。
これもやはりどのような生活を普段送ってきていて、それが入院生活の中で現実と近いのかどうかというところは人によるのかと思う。
根本として自分自身の考えは、なるべく日常に近いものを病院内で再現できないかに注力をすべきという考え方である。
▼ 今助かっているもの
現時点ではあまり好中球や白血球の影響を受けていないタイミングにおいては、食事は基本的に日常生活と変わらないものを摂るように心がけている。
病院食はほとんど進まないということはもう肌で分かりきっているので、持ち込みとしては納豆やチーズ、梅干しが私の中の主である。
なるべく主食をなんとか補給をして、それに対して足りないもの(特にタンパク質など)についてどのような形で摂れるかというところを考慮した際に、納豆やチーズといった食品が一番私個人としては体に合っているようだ。
もちろん普段から食べているものに納豆が入ってない人にはお薦めをするという意味ではなく、なるべく自分の日常を病院生活に表現できるようにというのが繰り返しになるが、アドバイスとなる。
差し入れ等を行うという立場の方においても、受け取る病人の方がどのようなものを普段から好んでいるのかによって好き嫌いというものは変わってくるはずである。
一般的には病院食は味の薄いものが多いので、ファストフード等を好むといった事例もTwitter等ではよく拝見する。
ただ、私自身があまりそういったものを普段から積極的に摂っているわけではないので、時々食べたくなるという意味ではいいのかもしれないが、日常的に量をしっかりと摂取するという観点ではあくまでも「日常にどのようなものを摂っているか?」というところを普段から意識する必要があるのではないかと考えている。
繰り返しとなるが、ふりかけを普段から使っていない人は確実に短期間で飽きるであろうということを予想して結びとしたい。
▼ さいごに
個人ブログも更新しましたので、よろしければ。
今回は『キャリアセンター』採用のカテゴリーです。
負担のない程度に週2~3回の更新を目指してこれからも日々頑張っていこうかと考えています。