『入院9日目』 ぷよぷよ
「入院9日目」
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手術は免れました。
おはよう御座います、今日からの食事メニューには、固形物が出る予定です。
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はい、拍手〜! とても、嬉しいです。
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角材やレンガで無い事を祈ります。
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♦︎午前7時30分……朝ご飯の為
食堂としても使われるフリースペースへ、点滴をぶら下げて、出向きます。
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お盆にのせられた御飯を、看護師から受け取り、、今、好きなテーブルに座りました。
ご丁寧に、全てのオカズの皿に、蓋がついています。
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サプライズで「ステーキ」出てきて欲しいわぁ。
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蓋を開けました。 全てのオカズが、微塵切りにされています。
西森の奥歯は、全く信用されておりません。
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微塵切り過ぎて、どれが何の料理なのか、全く分かりません。
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そして、よく見ると……周りの患者とは、全然違うメニューです。
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しかし旨い。
何か分からないものを食べています。 美味しいです。
「初めての外食」ぐらいの衝撃です。
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この、何か分からない、木っ端微塵に刻まれた野菜……美味しいです。
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その横の、木っ端微塵の野菜は、あまりです。
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しかし、その横の木っ端微塵は、美味しいです。 魚かな? 木っ端微塵の、ブリの照り焼きっぽいです。
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そして今回は、重湯からのバージョンアップで「お粥」になっています。
しかし、米は底の方に少しだけ……見るからに足りない量。
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火垂るの墓の、味噌汁の具、ほぼ無しで、よそわれたシーンみたい。
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お粥の上澄みの、米無しの部分が「重湯」です。
なので……西森の得意技「重湯一気飲み」で、グビグビと、いってやりました。
そして、底の残りの米を、ゆっくり味わいます。
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ほぼ絶食なので、なにせ味を、感じる感じる。 ベロの感度が、ビンビンです。
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「はい! このポッキーは、米子工場のやつ〜!」とか出来そうです。
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全てのおかずが、細かく刻まれてはいるが、そのまま飲み込むのは、ギリギリ無理です。
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噛む必要が有ります。 待ち望んでいた咀嚼です。
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これを「内臓達の思いを奥歯に託し」 と、名づけます。
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♦︎名づけ終わって午前九時……今日は金曜日です。
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「喜多、西森のゆかいな金曜日」
という朝九時から12時迄のレギュラーラジオをまたも飛ばしています。
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今、始まって、聴いています。
今回は、相方の大林が、僕の代わりに出てくれています。
「産休で休んでいる喜多アナ」の代わりの「柴田アナ」と「西森」の代わりの「大林」でラジオ。
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関係ない人達だけのラジオ。
このラジオは「喜多、西森のゆかいな金曜日」という番組名です。
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1人も出てない。 こんなことあるんですね。
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♦︎そして11時……
主治医では無い「外科」の先生から呼び出され、外来の診察室で、病気の説明を受けた。
来院してすぐの一番酷い症状の時の、MRIの画像を見せてもらいながら、説明を受ける。
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謎肉より謎の「増影剤」のおかげで、綺麗に映っている。
仰向けに寝かせた西森を、巨大カンナでスライスした様な画像だ。
「日めくりカレンダー」を作れるぐらい何枚もある。
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回復し膿瘍が、ほぼ無い画像が先に出る。 完全ではないが、大丈夫とのこと。
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その後に、酷い時の画像。
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『これが膀胱で、直ぐ上のこれですね』と、男性外科医。
膀胱のすぐ上に、膿瘍(のうよう)があった。 それ見て思う。
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「ほんまに野球のボールぐらいあるんかい!」
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「デカ過ぎるやろ!」
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「主治医が、よしもとの社員に説明してた時の、あの大げさなゼスチャーのサイズ……あれ、ほんまやったんかい!」
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「ほんで、なんでこんな、膀胱の真上に鏡モチみたいにのってんねん!!」
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「通りで頻尿やったわけやわ!」
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「デカい膿瘍に、膀胱が潰されて、、メニョ〜、、なってるけど〜!」
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「膀胱が、ヨギボーみたいに、なってるけど〜!」
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「膀胱が、ドカベンがホームラン打つ瞬間のバットにめり込む硬球みたいに、なってるけど〜!」
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「ぷよぷよ、やったら、1つに合体してると思うけど〜!」
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かなり沢山、思いました。 他人のものだとしても、目を覆いたくなるような画像でした。
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そりゃあ痛い訳だ。
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そして、、外科医が付け加えた。
「半分ぐらいの方が、再発します、もし再発したら即手術になります、その場合はかなり大掛かりな手術になると思われますので」
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ガビ〜〜ン。
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このMRIの画像を見たあと……
急に病人みたいな歩き方になったなぁ、と自分でも思いました。
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おやすみなさい。
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声を出して笑っていただきたい本 (ヨシモトブックス) https://www.amazon.co.jp/dp/4847097386/ref=cm_sw_r_cp_api_i_8siqFb3B5K8SM
😀お見舞いに、浜本さん。