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人と喋らなさ過ぎてnote書く51

読書感想文の良し悪しとは、何で決まるのだろう。
それを明かすため、我々はアマゾンの奥地へ向かった。

というのはウソで、読書感想文の良し悪しの基準がよくわからない。
「読書感想文の上手な書き方」というWebサイトもあるが、書いてあることは大体一緒で、読んだ動機や思ったことを具体的に書くだとか、そうゆうことが書いてある。

しかし、読書感想文には賞がある。つまり「優れた感想文」というのが存在する。
感想の「優れた」「劣った」とはなんなのか。書き方が整っていればいいのか、それとも教師向けの子供らしい感想を書けばいいのか。その基準がよくわからない。

自慢ではないが、ボクは読書感想文で賞を取ったことがある。
なので、「もしかしたらこれが正解か?」と思う、自分なりの優れた読書感想文の書き方を知っている。
正解かどうかは置いておいて、それを紹介しよう。そして、今後の読書感想文ライフに役立ててほしい(夏休み終わってからいうのもなんだけど)

読書感想文を書くときのポイントは、まず本選びである。
これは洋書を選ぶのが良い。洋書が嫌ならば、主人公の名前が英語などのカタカナであると良い。
理由は簡単で、名前を書くだけで原稿用紙のマスが稼げるからだ。

お察しの通り、これはカスの読書感想文の書き方である。

登場人物の名前が漢字の場合、せいぜい4〜5文字、長めの名前でも画数が多くて大変である。
しかしカタカナの外国語の場合、例えば「ハムレット」で5文字、作者の名前なら「シェークスピア」で7文字稼げるのだ。しかも、漢字より書きやすい。

そして、選ぶ本も重要である。というか、読む本だけが重要だと思ってる。
誰でも知っている、いわゆる名作を選ぶのだ。国語の便覧に載ってるようなのを選べばいい。
感想を読む先生も、知っているタイトルであれば「ほう、この本を選ぶとはなかなか」と目に止まり、高評価に繋がることが期待できる。
万が一、先生とその本の解釈が違ったとしても、読書感想文は「※個人の感想です」を前提で作られてるのだから、文句はつけさせない。
あとは、あらすじや印象に残ったシーンを書き出して、最後の1ページだけ読後の感想を書けばいい。
これが賞を取れるような優れた読書感想文である。ソースはわたし(一人称を「私」ではなく「わたし」にすると、原稿用紙3文字稼げる)

改めて思えば、よくこんなカスの書き方で賞が取れたものである。
しかし、国語の先生だって忙しい中受け持ちの生徒の何十人もの感想文を読んで、良し悪しをジャッジするのだから、一人一人きちんとした評価するのも難しいと思う。
誰でも知っているタイトルで、シーンの書き出しがあって、感想がチラッとでも書いてあれば「よし!」となってもおかしなことはない。
(ボクに賞を推薦した国語教師が、とてもいい加減な人だった可能性も否めないが…)

最後に、肝心な感想の書き方について。
感想を書くのはとても簡単である。心にひろゆきを飼えばいい。
作品についていろいろ考え、心のひろゆきが「それってあなたの感想ですよね?」と言えば、それをそのまま書けばいいのだ。
読書感想文は、「それってあなたの感想ですよね?」が煽りではなく有意義に使われる唯一の場所である。

心のひろゆきを飼い慣らして感想文を書く

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