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逆張り捻くれ女子高生、純文学との邂逅
こんにちは。救国ザウルスです。
自己紹介に書いていた通り、私は小説が好きです。
一般的な読書好きの方って、一度本が好きになると継続的にずっと好きだと思うんですが、私の場合ちょっと違います。
私はとにかく、読書が好きな人がなんで読書にハマったのか、そのきっかけについて聞いてみたい!ので、まずは自分でまとめてみることにしました。
承認欲求モンスター(6)、本を読むと褒められると知る
まず前置きとして救国ザウルス、幼少期から承認欲求がえげつないです。
今はそこに逆張り癖と捻くれた性格と頑固要素が加わって、なんとも救えない感じになっています。
えげつない承認欲求は救国ザウルスが女児ザウルスの時から発揮されていました。
とにかく周りの人に褒められたい!認められたい!
そのために難しいドリルを解いてみたり、絵を描いてみたりしていました。
そして大人に褒めてもらうためには難しい本を読むことが1番だと気づきます。
初めは絵本だったのがあんびるやすこさんの作品になり、青い鳥文庫になり、角川文庫になりました。
読んでいる本は難しければ難しいほど褒められるのです。
最終的に、小学校の読書の時間、まわりは絵本や図鑑を読んでいるのに対して一人だけ東野圭吾の短編集を読んでいる激キモ女児が誕生します。
こんなふうにして最悪な感じで私の読書歴史はスタートします。
図書館に立ち入らずに過ごした中学3年間
さて、小学生の間私は図書室に入り浸り本を読み尽くしていたわけですが、中学校に入学すると驚いたことに全く読書をしなくなってしまいます。
理由は簡単です。中学校が楽し過ぎたのです。
「大人に褒められたくて難しい本読んでみたけど、意外とおもろいやん…」となっていた私が、
「ドッヂボール楽し〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
部活楽し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
となっていたのです。
当然本を読む時間なんてなくて、中学校の図書館には一度も入らずに卒業しました。
逆張りを極めると女子高生は夏目漱石に行き着く
自分の読書歴に3年の空白の歴史を作ってしまった私ですが、高校に入学してまた読書にハマる機会が訪れます。
私の通っている高校はタブレット端末を使って授業を進めることがほとんどです。
確かに便利なのですが、みんな暇さえあれば授業中にゲームしたりYouTubeを見たりしています。
私も最初はみんなと同じゲームをしていたのですが、ここでいつもの逆張り癖がでます。
「どうせ授業をサボるのならみんなと違う方法でサボりたい!」
はい。自分で書いていても本当に何?と思います。授業受けるべきってことはわかってるんですよ…一応ね…
みんなと違うタブレットを使ったサボり方を考えた私は、青空文庫にアクセスしてみることにしました。
青空文庫は著作権が切れた作品などをネット上で無料で読めるように公開してくれているサイトです。
青空文庫の中で、最も読まれている本がわかる「アクセスランキング」というページを見て、一位が夏目漱石の「こころ」だと言うことを知りました。
授業中の私は、(夏目漱石の「こころ」…もちろん題名は知ってるけど小学生の私には難し過ぎて最初の数ページで諦めた記憶があるんだよな〜〜)と女児ザウルス時代を思い出していましたが、その時ふと、
夏目漱石の「こころ」を読まずに死んでいく人生、つまらないのでは???
と思ったわけです。
私のモットーはいつ死んでもいい走馬灯が見れるように、死ぬ直前に後悔が残らないように生きることです。
そして、「これ読まずに死んだら、「やっぱあの時夏目漱石読んどきゃよかったな〜〜」って悔い残りそう!それは私のポリシーに反してしまう!」
となり、3年ぶりに小説を読んでみることにしたわけです。
無知JK「漱石やばい!純文学ってなに!」
「こころ」を読了した瞬間の衝撃は忘れません。アニメとかでよくある、雷に打たれて骨が見えてるあの状態でした。いや、読了した瞬間に限らず中盤からずと骨スケスケだったかもしれません。
読み終わった瞬間が5限目の数学だったという事も覚えています。
余韻やばいし考察も止まらないし涙出そうだし、何より授業中だから声も出せないのと周りに同じ作品を読んだ人がいないので感想を言い合えないのがムズムズしました。
数学の授業中になんか興奮してる変な女子高生の完成です。
(久しぶりに本読んだからこんなに感動したのか!??でもものすごいストーリー展開だったわけでもなし、何がこんなに刺さったんだろう???)となった私は、とにかくネットで「こころ」の解説、考察を漁りまくります。
そこで、「こころ」は「純文学」というジャンルに含まれることを知りました。
あとはもう「純文学」について調べまくり、ネット記事などでおすすめされている作品を青空文庫で調べては手当たり次第読みまくる(授業中に)生活をきょうまで送っているというわけです。
これまで読んだ作品の感想や自己解釈をやっぱり誰かに伝えてみたくて、noteを始めたのです。
皆さんは読書にハマったきっかけを覚えていますか?
また、そのきっかけになった一冊は何ですか?
いつかお話ししてみたいです。ここまでものすごく長くなってしまいましたが、読んでくださってありがとうございます。