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愛してたからお別れをしました。


以前に書いた、わたしの結婚観。

ここで登場するパートナーとお別れをしました。


お別れといっても哀しいものではないのです。
ただ、、
もう2度と連絡をすることはないというだけ。


やっと言葉にまとめられそうな静寂が訪れたので書いてみようと思いました。

昇華するみたいに。



夏の真ん中で久しぶりに会えた。

行こうとするお店はぜんぶ臨時休業で
初デートのお店に隣接したお蕎麦屋さんに行ってみようと提案した。

ゆったり近況を報告し合ったら公園みたいな動物園に向かい、デザートにチョコレート屋さんでホッとひと息をつくような、まったく穏やかな一日だった。


その後、家に行って恋人らしいことをして
だけどわたしの気持ちはモヤモヤモヤモヤ。

好きだけど大好きだけど。

もやもやもやもや。


「そういうこと」をする前提だったんだなぁというデートプランと、記憶の片隅にある「赤ちゃん」という単語。

わたしは全裸で泣き出してしまうのでした。


大切にされていない気がする。

そんな思いが溢れたが最後、疑いが晴れるまで止まることはありません。


「かわいいね」という言葉もぜんぜん嬉しくありません。



やっぱり今でもへばりついたセリフは消えません。

恋人として楽しく過ごせるのは嬉しいけど、これから生涯を共にするパートナーには考えられない。いつかは結婚したいけど、相手は誰でもいい。でも見守っていたいって思うよ、、、



誤魔化さなくてもわかります。
わたしの人生に責任を持ちきれないということです。

わたしは強く、震えた声で言いました。

どっちかに別の相手ができた時点で
2度と会うことはないよ。
私そういうの絶対イヤだから。



その日が大切だったはずの人と会う
最期の日になりました。


夕食を食べに出かける間、変わらず私を置いてスタスタと歩いて行く背中を見て「この人は結婚できないんだろうな」となんとなく。

本当になんとなく思ってしまったのでした。


帰ってもモヤモヤは膨れ上がるばかり。
それならもう決心は早かった。


私がいまハッキリと伝えて突き放してあげないと、きっとこの人は結婚する相手との縁がないまま生きて行くことなります。


それは辛かった。
ほんとは私がそばにいたかった。

でも叶わないならせめて
彼が幸せな結婚ができるように
そのために私ができることをしよう。

そう思ったのです。


20代のわたしも、アラフォーのあなたも
平等に時間は有限だから。
自分を大切にしてくれる人を大切にするんだよ

幸せな結婚になるといいね。純粋に応援してる。


それが最後に送ったメッセージ。
あの人の連絡先はもうありません。
わたしに何かが届くこともないでしょう。


いつかどこかですれ違っても、
声はかけないでおきます。


大好きだった人、どうか幸せに。

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