しょうもない人生だ
好きなことで生きたいとか言って
他人より上に立ちたくて
ちょっと変わったことをやってみて
汚いことや納得できないことには乗り切れなくて
でも一応手は出してみるから罪悪感だけは残って
結果は出なくて
きれいな心に憧れて
でもどうせ人はきれいなだけではいられなくて
それならもうどうなってもいいと
全部捨てたくて
そんな勇気も持ち合わせていない
本や、人の言葉や、美しい光景に感化されやすいけれど
「自分」そのものはずっとからっぽで、薄汚くて、
何者でもない、いてもいなくても変わらない
ただの普通のしょうもない人だ