9月に読んだ本。
あっという間に10月。
ようやく秋らしくなってきた。読書の秋ですね~🍁
夏~秋は書店でフェアが多いのでなんだか嬉しい。
9月に読んだ本は計13冊!
※仕事関係と漫画は除く。前者は身バレしそうなので伏せます(今更)。後者は私にとっては別枠なので分けることにしました。
博多旅行中に4冊読めたのが嬉しかったな~。やっぱり旅と読書は相性がいいと思う。
印象に残ったのは次の2冊。
① 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら
東畑開人さんの最新作。
最近心理学への興味が俄然高まってきた。先月『「本当の自分」がわかる心理学』を読んだということもある。
発売日前日にいつもの書店に寄ったところ、フライングで置いてあったので即購入した。
全5回に分かれていて、授業のような形式で進む。1日に1つずつ、職場で昼休みに読んだ。
「自分にもこういう場面あるかな」「遭遇したらどうするかな」なんて考えを巡らせながら読めたのがとても良かった。
特に印象に残った言葉がある。
「雨」は気持ちが落ち込んでいるとき。「晴れ」はポジティブな気持ちのとき。(この捉え方も読み手によって変わると思う。正解がないのが心理学なのかな。)
私は今この文章を、生理休暇を取得して仕事を休んで書いている。腹痛は治まってきたけれど、頭痛は続いている。
私にとっては毎月必ずやってくる台風みたいなものだ。勢力が強いこともあれば弱いこともあるけれど。
職場には、心や身体の関係で部署を移動したり、休んだりする同僚がいる。
生理の辛さが男性にはわからないように、わかりたくてもわからないこともある。
でもこの本を読んで、あ、無理にわかろうとしなくていいんだ、というのが発見だった。
雨は予想できることもあれば、急に降ってくることもある。自分にだけ降ることも、みんなに降りかかることもある。
そんなときにさっと傘をさせるように、雨で濡れたところを拭けるように、準備をしておきたいと思った。
他にも大切に持っておきたい言葉がたくさん見つかった。折に触れて読み返したい本。
② 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
図書館で借りた本。SNSでたまに見かける「私の名刺代わりの10冊」的なやつによく登場しているのが気になって読んでみた。
この本、1ページ目に結末が書いてある。
絶望する。
結末を知った上で、時間を遡って描かれていく。ずっとつらい。
泣きそうになったときに喉がググッとなる感じ、ありますよね。(わかってくれる人いるかな)
それが読みながらずっと続いてた。
本自体は208ページと薄いのだけど、その中身の厚さ・読後感の重さといったら。
私はこの本に登場する子どもたちのような感情を味わったことがない。
なので「共感した」なんて軽々しく言えない。
そのまま何事もなく大人になれた自分は幸せだったのかも、なんて思う。
この感情は、正直うまく言葉にできない。
でも、この本を読めて良かったとは言える。そんな唯一無二の作品。
やっと涼しくなってきたし、晴れた日に公園で読書したいな~。温かい飲み物をお供にして。
読書が日常になって色んな環境で読むようになると、読んだ場所の雰囲気だったり、その時食べたものだったり、自分だけのその本の思い出が増えるのが好き。
10月もたくさん読むぞ📚️