8月に読んだ本。
今日から9月。早いな~
8月に読んだ本を振り返る。
読んだのは計13冊!
特に印象に残った2冊は『書店員は見た!』と『口の立つやつが勝つってことでいいのか』。
書店員は見た!
本が好きで、本を読むことが好きで、本を読んでいる人が好きだ、という気持ちが伝わるような文章。こんなに寄り添った対応をする書店員さんがいてくれることが嬉しい。
面白そうな本が沢山紹介されていてメモした。『かがみの孤城』が2回登場したのには納得。
私も昔から本が好きで、本に囲まれて働いてみたいという想いがずっとある。この本を読んで、その気持ちが一層強くなった。
最近仕事について考える時間が増えた。
今の職場に慣れが出てきて、仕事が良くも悪くもルーティン化しているからかもしれない。
大きな変化が起こる気配もないし、状況的に起こせそうにない。自分に降ってくる仕事+αを打ち返していればあっという間に終業時間になる。
+αと書いたのは、うちの部署で取り組んでいる業務は社内的に認知度が低く、ふんぞり返って定型業務だけしていたらいい、という状況でもないため。社内アピールも大事な時期ということ。(なんだかなあとは思いつつ、納得はしている)
変化に怯えてざわざわはしないけれど、これで良いのか。
とあるポッドキャストを過去回から聴き返していて、「つい不安ではなく不幸を選んでしまう」という言葉が刺さった。私も不幸を選んでいないだろうかとふと考える。
今までの経験に縛られてだいぶ視野が狭くなっていたけれど、この仕事・この会社・この業界じゃないと働けないなんてことはないんだよな。
でも出版業は不況(と言われている)だし、書店の数は減る一方(と言われている)。好きだから仕事にするというのは短絡的かもしれない。でも一般的に言われているだけの情報を鵜呑みにするのはもったいない気がするし、もう少し調べてみよう。
こうして本を読んでいると、偶然に自分が意図していない文脈に出会って、気持ちが動くことがある。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』にも書いてあったように。これが読書の良いところ。
口の立つやつが勝つってことでいいのか
この本を書店で見たとき、心のなかで「よくない!!」と叫びながら、つい手にとっていた。良いタイトル。
救われた言葉がある。
私は「口が立つやつ」をずっと羨ましいと思ってきた。
私は「口が立つやつ」ではない。
以前上司にも「考えて言葉を選んで話すタイプだよね」と言われたことがある。
言葉って受け取り方は人それぞれだし、考えなしに出た言葉で意図せず人を傷つけてしまうこともある。それが怖くて言葉を選んでいるというのがひとつ。
もうひとつは、単純に自分の気持ちを表現できる言葉を持ち合わせていないということ。語彙力不足、言語化するトレーニング不足などなど。
それを鍛えようと本を読んで感想をアウトプットしたり、noteを書いたりしているのだけれど。
主張できる人、声の大きい人の意見が通りやすい社会で、それをずっと欠点だと思ってきた。
でもそんな自分が考えて考えて、考え尽くして、最後に残ったその「言葉」だからこそ、説得力を持つことがある。動かせるなにかがある。かもしれない。
読み終えて少し前向きになれたし、自分を認めてあげられたような気がする。
私も著者の言葉に救われたひとりだった。
昨日もいつもの本屋さんと図書館を巡って本を仕入れてきた。
改めて読みたい本って尽きないな。一生のうち何冊読めるだろう、なんてふと考えてしまう。
9月もたくさん読むぞ~💪