【なぜ?】なぜトランプを世界中が批判するのか?
みなさん、おかしくないですか?
NHKや新聞でも「グローバリズムに反する!」と騒ぎ
史上最低の支持率の大統領だからダメだ、とまだ何もしていないのに悪魔扱いです。
そしてイギリスのEU脱退も合わせ
「経済が崩壊するだろう」と声を揃えて言っています。
面白いのが左右どちらからもその声が聴こえてくること。
でもちょっと待って!
『グローバル化して失敗したのがここ30年、もしくは冷戦体制崩壊後の混乱なんじゃないですか?』と考えられませんか?
まずグローバル化によって
「人と物流と金融」が動きやすくなります。
しかし金は『元々持っている人間に集まる』性質を持っています。
(トリクルダウンは非現実的理論なのですがそれに騙された人多すぎです)
そうするとコストカットのために
『材料』が安い海外製になり、最後に『人件費』まで海外製になるのがセットなのです。
庶民には「安売りの商品が増える」くらいがメリットで賃金は下がります。
もちろん人も移動しますので労働も奪い合いになり、小売業や個人企業も
数をこなせる大手に淘汰されてしまい、その大手も途上国の企業に淘汰され・・・・の悪循環、、、これが『失われた30年』の仕組みなんです。
バブル崩壊の時に常識なら自国を守らなければいけなかったのに日本の官僚は自由化へ舵を切りました(当時の元官僚が誤りだったと認めているほどです)
常識の逆です。不況時はまず関税で自国内の商品を守るんです。
しかしアメリカ、EUの流れに逆らえなかった。
でも今度はリーマンショックでアメリカ、EUもついに限界に達した。
昔なら植民地を利用してブロック経済ができたがそれはもう不可能。
その結果が、アメリカの財政ひっ迫であり、90%層の貧困層の固定化であり
EUの難民、テロ、ロストジェネレーションであるわけです。
しかし『改革だ!もっと自由化だ!』と日本の官僚は周回遅れを加速させます。
そこに登場したのが安倍内閣です。
彼はデフレの時に『3本の矢』というインチキを放ったためスタグフレーションを招き、いまだに自由化こそ正義と信じて疑っていません。これはEUも同じです。
しかし自由化で苦しくなったのにさらに自由化を推し進めたら苦しくなるのは誰?『今苦しい人』です。
これから苦しくなくなる人は?
『今苦しくない人』です。
こんな単純なこともわからんのか!というよりもう後戻りができないのでしょうね。日本の官僚は減点方式で生きているので絶対に前例を破壊するようなドメスティックな事をしません。
EUも中国などの製品輸入で今の物価をギリギリ保っているので大鉈を振るえないのでしょう。それにやはり連合体のメンツもありますから『イギリスは難民問題は解決するが衰退するだろう』と強がるわけです。
しかしアメリカとイギリスという2大強国が保護主義に舵を切ったのは大きいです。
「第二次世界大戦前夜に戻すつもりだ!」とか言ってる人もいますが
大丈夫です。中国は経済はともかく共産党と軍と人民はまったくつながっていません。巨大な『蠢き』なので崩壊した時の難民流入阻止とヤケクソの核発射にだけ気を付ければいいでしょう。
問題はロシアです。南沙の中国ばかり注目されますが、
北方領土へ基地建設など(つまり安倍首相の外交は完全に失敗)太平洋への不凍港とシベリア開発への基地を欲しがっています。
国内で空路や陸路を使うなら北方領土に資材を調達して足場を築くのが安上がりに日本の喉元にナイフを突きつけられます。アメリカ属国ではなくロシア属国への道へ誘う最高にして最短の方法をプーチンは実行して、安倍は自ら選択したか、ロシアスクールな人間の知恵にはまったのでしょう。ひょっとしたらスパイ行為かもしれませんし・・・・
これは新しい世界の『体制』なのです。
東西ではなく『覇権を狙う国』のトーナメントレースです。
参加するしないの希望ではなく地形や政治上巻き込まれるところはずるずると引きずり込まれます。
北朝鮮や韓国なんか相手にしている場合ではありません。
日本もしっかりと自給できる物の保護と労働目的の外国人をストップさせないと賃金が上がりません。大企業が現金を吐き出しません。
本当の意味でお金が回りません。
そしてその経済体制は『誰とでも仲良くしよう』ではすまなくなります。
ライフラインを脅迫に使う国と取引をするとパニックになります。
ガス供給をロシアが握っているため実質ロシアに強く出れないEUがいい例です。
しっかりとした条約とまさに『軍隊』が必要になります。
無防備マンも9条も救ってくれません。
金と資源と人で戦争が起こるのです。領土で争ってるのは時代遅れ、
だからこそ保護主義を『悪』と決めつけているこの世論は
『グローバリズム原理主義』のようで寒気がします。
ちなみに、政治家、官僚がこういう事を考えないのか?と思うでしょ?
考えないんです。
頭がよくてエリートな環境にいると生活水準の低下に気が付きにくくなります。
なので実は民主主義の維持と経済再興はセットなのです。
でもそうはならなかったし、今もなってないし、これからもするつもりはない。
ポピュリズムが悪いならまさに小泉政権も民主政権もポピュリズムの塊。
キャッチ―さで勝負しズタズタにして終わった。
だから自分にはトランプをまだ見守る必要があると思うのです。
そして日本が独自の路線を行くのはいいのですがすでに欧州が『間違えた道』を辿っているのがとても怖いです。
ゆとり世代の次すら『氷河期世代その2』にしようというのか・・・・
投げ銭を旅費にして旅をしてレポートしたり、リクエストを受け付けて作曲をしたりしています。