呪術廻戦 17巻 感想 ①死滅回遊は人類補間計画
うぃ~。最近YouTuberのスカイピースに嵌まってます~。
私YouTubeは見るんだけど、YouTuberには詳しくないんですよね。Vlogとか、料理系しか見ないので……。ヒカキンとかはじめしゃちょーくらいしか知らない。
あと大食い系見るので、三年食太郎をみているんですが、それでコラボってたスカイピースってYouTuberを知ったんですが、面白い~。最近ずっと見てます。
YouTuber系っていうの?もおもしろいんだね。正直YouTuber同士との内輪ネタばっかで面白くないんかと思ってたわ。話に出てくるYouTuber9割知らない名前だけど(笑)スルーすりゃモーマンタイだね。
会ってみたいな~東京のどの辺ぶらついてれば会えるの?(おい)←YouTuber舐めすぎ説(笑)
さて!前々から呪術廻戦の大ファンだと公言しておりました647であります。正直令和に連載中の漫画で呪術廻戦を超える漫画はないと思っています。年1連載でジャンプの売り上げを底上げするハンターハンターに匹敵する面白さだと思っています。というかもう絵柄とか最近の死滅回遊編なんか、ハンターハンターのぱくりやないかーい!(でもおもしろけりゃいい)
で、1巻から感想を書きたいんだが、17巻がかなりの完成度の高さだったのでフライングゲット僕は一足先に~♪感想書きたいと思いま~~っす!
ちなみに私は本誌を追っていますので17巻の内容は知っていました。しかし単行本派まっじで羨ましい!!!一気に読むと印象が変わってくるんだってばよ!!!
でもTwitterとかのぞいちゃうから、ネタバレ怖くてジャンプ買うのやめられないんだってばよ!(アラサーのくせにネタバレ踏んだらガチギレしますから私←クソガキオタク)
17巻のストーリー
正直本誌を追っていると話の順番がこんがらがったりするんですよ。週刊だしね。だから整理しますね。
乙骨、虎杖殺す(16巻最後)→直哉を脹相の致命傷から反転術式で回復させ、虎杖死亡を上層部に伝えさせる→乙骨、虎杖を反転術式で生き返らせ伏黒と合流→死滅回遊のルール説明→高専に戻って、九十九、真希と合流→天元様に会いに行く→九十九、脹相は天元の護衛で残る。五条の封印解除と死滅回遊の攻略(&つみきの救出)を同時進行で進めることに。乙骨は単独で死滅回遊へ参加。伏黒、虎杖は秤のもとへ。真希は武器調達のため禪院家の武器庫へ。→夜蛾死亡→禪院家にて真依死亡、真希覚醒→真希、禪院家を壊滅させる(直哉死亡)
17巻、地味に見えて(死滅回遊のルール説明が主だからね)主要人物3人死んでいるという事実。夜蛾死亡シーンは本誌でもめちゃくちゃ泣いた。
Twitterで爆発的に人気になってた直哉を2巻で即殺すあたり芥見先生いい波ノッてんね~!!!と言いたいね。
私としての印象はざっくり下記かな。
①死滅回遊は人類補間計画
②ハンターぱくりすぎじゃないか問題
③夜蛾死亡のシーンは芸術
④真希母「産んでよかった」の意味
それぞれ書いていきます。
とおもったら熱が入りすぎてめちゃくちゃ長くなりそうなんで、項目で分けることにしました。今日は①について話します。
①死滅回遊は人類補完計画
芥見先生、シンエヴァ見たって言ってたけどさ~、死滅回遊は旧エヴァの人類補完計画でしょうよ。もしくはBLEACHのなんだっけ~?愛染がやろうとしてたやつ。BLEACH好きは名言しているからインスパイアされてはいそうだが、パッと説明聞いた感じ人類補完計画に近いのかなと思ったよ。
個がなくなって同化するんだもんな。
そんで偽夏油(メロンパン。5chでこう呼ばれているの見てセンスありすぎだろと思った。)の正体「羂索(けんじゃく)」ってまた、変換できない漢字止めて!!と思ってネットで漢字検索しようとしたんだけど、これ読んでよ。
仏教の言葉っぽいんだけどね。
5色の糸をより合わせ、一端に環、他端に独鈷杵(とっこしょ)の半形をつけた縄状のもの。衆生救済の象徴とされ、不動明王・千手観音・不空羂索観音などがこれを持つ。(コトバンクより)
衆生救済の象徴!!!!なかなかセンスあるネーミング!!
九十九は、「皮肉にもなっていないね」と言っていたけどかなりの皮肉だろう~。
縄ってのもいいね。結界みたいなイメージでかなり想像しやすい。
そんで羂索の思惑のキーとなってくるのが過去編。となっている物語の構成が非常にうまい。いいタイミングでの伏線回収です。
進撃の巨人みたいに、伏線を張り巡らせ、回収されないまま章をまたぐと、読者置いてけぼりだし、ガチ考察勢ですら頭を痛くさせるじゃんか!
あとついでに言わせて。進撃はネーミングがクソすぎるんだわ。あのね同じ意味の言葉を複数作るのは読者を混乱させるから止めた方がいいと思う。まず名前ですらなかなか覚えられない私みたいなアホな読者は「エルディア人」≒「ユミルの民」っつーのを飲み込むのにネット検索を必要とするからね。
あー巨人の話はこの辺で切り上げよう。女型の巨人まで面白いから是非興味ある人は。最終回でがっかりしても私は責任おわないよ。
最後、人類補完計画気味の巨神兵出てくる感じだから。
んで~言いたいのは、伏線をちょくちょく拾っていく呪術廻戦はなかなか物語の構成がうまいと思うのよね。みんなが忘れないうちに思い出させるのも重要だからね。
私は呪術廻戦はオタク向けだと思ったんだけど、だから、ここまでバンピーに受けないと思ってた(=流行らないと思ってた)でも、バンピーにも鬼滅ばりにうけてわけでしょ。こんなに考察しがいのある難しい話(オタクが食いつきそうなオマージュ盛りだくさん)なのにだよ!?
多分それは分からなくてもバトル漫画として成り立っているからだとおもう。
真人っていう強敵キャラ、五条という最強ぶっぱキャラ、成長する主人公、悠仁。&めちゃくちゃつよい、ヒカルの碁で言うサイ的な存在である宿儺。
ヒカルの碁の考察でね~、少年漫画にありがちな序盤のだるさを解消するうまい構成だと書いている記事か何かを読んですごく納得したんだよね。
少年漫画は②パターンあって。
①主人公が天才型②主人公が努力型ね。②のほうが物語が盛り上がりやすいんだけど、序盤は修行とか入ってつまらなくなりがち。主人公TUEEEEEかっけー!!イベまで3巻くらい待つ必要があってちょっと我慢が必要なのね。
つまり修行完了まで主人公が勝てないフラストレーションが、読者にもたまってしまうわけ。それを解消するのがサイという天才を内包しているということ。②のヒカルの成長過程を描きながら、序盤で読者をかっけ―!と思わせ、飽きさせない①サイの存在の二刀流、つまり漫画版大谷翔平なわけですわ。
ヒカルの碁は両手をあげてお勧めできるジャンプの代表作品なので、ぜひとも若い令和世代にも読んでいただきたい。不朽の名作ですよ。ほったゆみ先生はね、デスノートじゃないんよ。ヒカルの碁なんよ。わかるぅ!?
話は戻って、この構成をうまくオマージュしているのが、悠仁と宿儺だと思うな。芥見先生はオタクみたいで、色々な作品を知っている博識だからこそ、オマージュやいいところどりをうまくやって、呪術廻戦をかなりエンタメとして高レベルまで引き上げていると思う。こういうやり方も、もう新しいものを生み出すのがむつかしいくらい、エンタメがサチってしまっている、令和的かもしれないね。
待って待って、何の話してた??
そうそう、人類補間計画の話、違った、死滅回遊の話だけど。
もう天元様の説明を本誌で読んだ時から、「うお~いいくらなんでもシンエヴァ見たからって影響受けすぎだろ草wwww」だったね。ちょうどシンエヴァの公開日付近で、本誌はこのあたりの連載をしていましたからね。
とにかく個の概念がなくなって、皆一つになって、人間という生き物のレベルをワンアップさせよーぜうぇ~い。術師最強なんだぜ~ぃ。って話でしょ。簡単に言うと。
「天元様」&「星漿体」=初号機
「六眼」=碇シンジ
「羂索」=綾波ユイ
ってことでしょう。つまり。
逃げちゃだめだよ、悠仁。六眼は五条だけど碇シンジポジは悠仁だからねぇ。
それで私の一番の推しキャラであります、禪院甚爾がかなりのキーマンになっていて嬉しい限りです。因果の鎖を断ち切るパパ黒ってなわけですよ、天元曰く。
呪術廻戦のキャラでパパ黒の右に出る奴おる?パパ黒が過去編で死ぬシーン、額縁に飾っておきたいくらい好きだわ。今度語るね。あのシーンのすばらしさをさ!!!!!
もし、呪術廻戦の天元が、信頼できない語り手=「わたしを離さないで(カズオ・イシグロ)」の主人公のような存在だとしたら、この説明の信ぴょう性はゼロ。天元も目的があって私たち(悠仁たち)を惑わせる嘘を含ませている可能性があるからね。たとえば、羂索に取り込まれたくない(もしくは取り込まれたい)という意思があった場合などね。ないって本人は言うとるけどな。
たぶん、ジャンプでそこまで難しい構成にしてこないと思うから、天元の言っていることは結構信頼できると思う。
とすると、人類補間計画を言い出した綾波ユイ、じゃなかった羂索は相当頭逝っちゃってる系なので、さっさと駆除したいけど、九十九もどっちの味方何だか状態で、乙骨が味方でもかなり主人公サイドがきつい状況。
それをカバーするために真希レベルアップさせたわけなんだけど、このさっくり入れてきた禪院家皆殺し事件の描写も、次に話したい夜蛾殺しの描写も、芥見先生キレッキレなんよな~~~。もはやアート。レオンでもみとるんか?ってレベル。
それでいて死滅回遊は面白いんだからマジでやべえ。
すごい漫画読んでるんだぜ、私達。
さて、時間ない(遅刻する~!)ので
②ハンターぱくりすぎじゃないか問題
については次の記事で会いましょう。