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【詩】君というゴールまで

寒さをはらう陽射しのように
君にとっての春になれたら
少しは男の役割を
果たせたと言えるだろうが
あいにく器用な振る舞いが
何より苦手な性分で
笑わせてあげるつもりが
白けさせてしまう

半人前を通過して
一人前の折り返し
まことの男になるまでの間
君を待たせつづける
俺を許してくれないか
君というゴールまで
きっと完走してみせる

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