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【実践編】マット運動×ゲーム ~カードバトル~

今回は、マット運動の新たな実践スタイルを提案する。これまでのマット運動といえば、「開脚前転」や「後転」などの技がテーマとなり、全員が同じ技を練習することが当たり前となっていた。したがって、個人の能力差が顕在化しやすく、また「できることが正義」のような強いプレッシャーもあり、極めて淘汰的な体育授業になりがちであった。

その解決策として、私は以前「パルクールスタイル」を提案し、多くの方に実践もしていただいている。他の実践を見ても、「シンクロマット」のような表現運動の要素をミックスしたものなどがあり、それらに共通しているのは個人が「今できる技」を生かしてマット運動を楽しむことへの転換だった。

本稿では、この流れを汲んでさらに新しい楽しみ方を提案する。これまでなかなか見つけられなかった「マット運動のゲーム化」がいよいよ完成しそうにある。このアイデアをヒントに、体育の牙城ともいえる器械運動に大きなパラダイムシフトが起こることを願う。

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