熊野古道を行く3 中辺路 秀衡桜〜熊野本宮大社
第2日目は、前日の終点、秀衡桜からスタートして目的地の熊野本宮神社までを歩く。前日より距離としては長い。前日に続き、朝5時起床、朝6時にホテル近くのバス停から乗車。野中の一方杉バス停まで「戻る」。宿泊した川湯温泉は熊野本宮大社に近いので、逆方向に「戻る」感覚だ。降車後、坂道を登ること30分弱、スタート地点の秀衡桜に到着。
前半の道より山道感がある。途中で食べ物や飲み物を手に入れることできる所がない。水も十分な量が必要だ。元々の熊野古道が災害のため、通行止めとなっており、途中から迂回路を通ることになる。迂回路と言われても元々の道を知る由もなく、道標にしたがって歩くだけだ。
相変わらずスタンプを集めながら進む。スタートから5時間を過ぎたお昼頃に発心門王子にたどり着く。丁度ベンチもあり、ここでお昼ご飯にする。発心門王子から熊野本宮大社までは約7キロ。バスで本宮大社から発心門王子までやってきて歩く人も多いようで、ここからの道は結構賑わっている。この7キロを歩き、那智大社と速玉大社に詣でれば、熊野古道踏破と認められる。
残り7キロは2時間くらいでハイキング気分だ。カフェなど休憩できるお店もある。ゴールの前に大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が見える、とても見晴らしのいい所があるので、ぜひ立ち寄ってみると良いと思う。そうこうするうちに、熊野本宮大社に到着だ。大鳥居は本宮から少し歩いたところで、鳥居の周囲の桜が満開でとても絵になっていた。
ゴール到着時間が読めず、紀伊田辺に戻るバスに間に合うか確信がなかったために本宮近くのB&Bを予約した。結果としては、朝早く出たこともあって、余裕で間に合う到着だった。でも無理をせずに宿をとり、ゆっくり休めたのでよかったと思う。翌朝は8時過ぎのバスで紀伊田辺へ、そしてJRで神戸に戻った。