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兄夫婦と行くイタリア旅行 ローマ編(1)

トラブル ローマパスが買えない

ローマのテルミニ駅に到着。チェックインする前に、まずはローマパスを買うことにする。ローマパスは公共交通機関のチケットと美術館などの施設が1、2ヶ所無料になったり、割引になったりするパスだ。自分達の観光する施設を考えるとローマパス(72時間)を買う方が少し安く収まると思い、テルミニ駅で買うつもりだった。

他の3人をスーツケースを持ったままホームで待たせる。インフォメーションで尋ねると鉄道駅では売っていないので、地下鉄駅で買うようにと言われる。ただし今日は祝日で閉まっているとのこと。念の為、一応自分でも鉄道駅を探すが売っている様子はない。あとでもう一度探すことにして、徒歩でホテルに向かう。

トラブル 部屋に入れない

ホテルは共和国広場近くで便利なホテル。自分は7度目の滞在だ。チェックインしようとすると、2部屋のうち、チェックイン時間は過ぎているのに、1部屋はまだ準備ができていないとのこと。兄夫婦に先に部屋に入ってもらう。後でエレベーターの中の掲示でわかったのは、この日はホテルのストライキだった。

兄夫婦が部屋で準備をしている間に自分達の荷物を預けて、再びローマパスを求めてテルミニ駅に向かう。地下鉄駅を探すと、「ローマパス」の表示を掲げたタバッキがシャッターを下ろしていた。地下鉄駅を諦めて、地上に戻り、今度はローマの市営交通の案内所を探す。案内所には「ローマパス」の掲示があったものの「売り切れ!」との連れない返事。仕方なく、ボルゲーゼ美術館で売っているという情報にすがることにした。

トラブル バスが停まらない

ホテル到着後、予約しているボルゲーゼ美術館へと向かう。ボルゲーゼ公園の中にあるローマ有数の美術館だ。日本出発の少し前に情報では、地下鉄A線の西側が工事中で閉鎖とのことだ。地下鉄の代わりにホテル前からバスで向かう。

地図で自分のバスの位置を確認しながら降りる停留所を目指す。ようやく美術館近くの停留所に近づいたので、停車ボタンを押して「次停ります」の表示が出た。しかし、どういうわけか、バス停で停まらずにどんどん進んで行ってしまう。次に実際に停まった停留所からボルゲーゼ美術館へは徒歩20分弱。ホテルから歩いても大して変わらなかった。暑い中兄夫婦を歩かせてしまったが、なぜ停まってくれなかったかはわからない。

ボルゲーゼ美術館

窓口でローマパスを買いたいと伝えると、売っていないとの返事。予約チケットはローマパス購入前提で、その入場無料の特典での予約だ。結局、入場料をその場で払って入ることになった。「ローマパス、どこに売っているんだ!」と言いたくなる。

1階の展示では有名なベルニーニの彫刻作品がならんでいる。人間の肌の柔らかさや、布のひだの様子などを大理石で表現できる技巧に圧倒される。また絵の方はカラバッジョの絵も多かった、ボルゲーゼ美術館も実は改装中で、残念ながら2階の展示室の多くは閉鎖中であった。これも事前情報でわかっていたことだが、見学を終えて、少し物足りない感じがする

ボルゲーゼ美術館
天使の昼寝?
カラバッジョ ゴリアテの首
果物のバスケットを持っている
バッカス
ベルニーニ ブロセルビナの略奪
勝利のビーナス 後ろから
ベルニーニ 力強いダビデ

スペイン広場

映画「ローマの休日」アン王女が階段で腰掛けて、アイスクリーム食べるシーンで有名なスペイン階段は今は腰を下ろすと「ピッ」と警察が笛を鳴らして警告する。昔は屋台が出ていた噴水のあたりは今は何もなく、アイスクリームも買えない。ひとしきり写真を撮る。噴水の水をペットボトルに入れて飲んでみると、冷たくて美味しかった。

スペイン階段 お馴染みの風景

トレビの泉

スペイン広場から歩いてトレビの泉に向かう。トレビの泉は人だらけで、コインを投げるにも、泉の近くに寄るのに人ごみをかき分けていかないとたどり着けない。無事辿り着いて写真を撮る。人混みで景観を楽しむどころではないようだ。イタリアは観光大国でオーバーツーリズムの先輩だ。トレビの泉を後にし、近くのバス停からホテルまで戻った。ローマパスが手に入らなかったので、タッチ決済のクレジットでの乗車だ。

トレビの泉

夕食はホテル近くのレストランで済ます。イタリアにしてはちょっと上品な量のお店だった。

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