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六甲縦走路 | 雪の六甲山 サンチャゴへの道17
寒いとは思ったが、天気は悪いようには見えなかった。前回、高取山から新神戸まで歩いた続きを歩こうと思い、朝から出かけた。新神戸を出発し、市ケ原を経て摩耶山、さらに六甲山を目指す。
新神戸駅からまずは布引の滝へと上る。前には団体がいて詰まり気味。スポーティで綺麗な服装だし、服も新しい感じがする。登山の一団ではなさそうだ。話し声からすると韓国人の観光客らしい。滝が目当てのようで、滝の上には登って来なかった。近頃外国人観光客が再び増えてきたようで、布引の滝にもやって来ているようだ。
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滝を過ぎると体温も上昇。気温は低いが、あまり汗をかかない様に薄着で登る。摩耶山に向かって稲妻坂に差し掛かる頃に風も強くなり、薄いフリースの上にソフトシェルを羽織る。ようやく摩耶山頂に辿り着いたが、じっとしていると風のせいで体温が奪われていくようだ。掬星台で風に煽られながらお昼ご飯を食べる。
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六甲山に向かう途中に雪が舞い始めた。風が強く吹雪のようだ。山中で初めての体験のため少し不安になる。ただ、摩耶山から六甲山へはアスファルトの道が多く、迷う心配はない。体感温度がかなり下がる。着ているのはウール混の長袖Tシャツ、薄手のフリースにソフトシェル。ダウンかレインウエアを取り出そうかと迷ったが、もう少し我慢して様子を見ることにした。
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幸い10分程度で雪はやみ、日が照って来てことなきを得た。使わなかったとはいえ、防寒着や雨具などは持っているだけでも安心材料となる事を思い知った。山の初心者なので、準備が無ければパニックになる所だったろう。
一度山道に入り、山荘の連なる道を通り過ぎて六甲山のメインストリートに出る。ホテルや交番、郵便局を通り過ぎ、ビジターセンターでトイレを済ませて休憩する。するとまたもや雪が降り始める。時間も早いので六甲山最高峰へ行ってみようかと思っていたが、当初の予定通り六甲ケーブルでおりることにした。
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予定より早い下山となり、いつもの通り三宮の阪急オアシスで一杯頂いて帰宅の途に着いた。低山ながら、初めて突然の雪にあい、必要な準備を怠らないことの大切さを身にしみて感じた山行だった。
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