パエーリヤ トマト水煮入り
昨年夏にスペインのサンチャゴ巡礼から帰ってきて、初めてパエーリヤを作った。スペイン風オムレツの方は何度も作っているのだけれど、パエーリヤを作るのはなぜか思い切りのようなものがいる。
スペインで3回パエーリヤを食べたけれど、サフランの色より、トマトの赤の方が多かったように思う。ということで、今回は初めてトマトの水煮を入れるレシピを採用し、少しアレンジを加える。
魚介を揃える。アサリ、イカ、タラ、それぞれ150g。有頭海老は刺身用の赤海老5尾入りのパックを使う。最近、有頭海老はこれ以外は見ない。ムール貝も欲しいが、近所には売っていない。魚介のパエーリヤなので、レシピにはないが、食べ応えを重視して、鶏もも肉200g。さらに見栄えのために赤パプリカ1つ。そしてレモン一個。サフランを切らしているので買い足す。玉ねぎ、ニンニク、トマト缶は買い置きがあるので大丈夫。米も買い置きのリゾット用イタリア米を使う。
パエーリヤ鍋に75ccのオリーブオイルをいれて中火で熱し、イカにコゲ目をつける。ニンニク2片、たまねぎ60gのみじん切りを炒める。玉ねぎがしんなりしたらトマト水煮を150gを加え、水分が少なくなるまで煮詰める。魚介を加え、サフラン少々と水600ccを入れ、ひと煮立ちする。一旦魚介を取り出す。この手順は初めて。米1合半を洗わずに鍋に投入し、平らにならし、炊き上がりを待つ。
炊き上がったら、魚介を鍋に戻し、パプリカ、レモンを載せる。パプリカは別にトースターでグリルしておいた。鶏もも肉は、魚介と一緒に鍋に投入したが、加熱が十分でなかったので別途レンジで加熱した。
レシピの1.5倍の量で多めに作り、大人3人で満足な量だった。以前のレシピに比べると、スペインで食べたものに近い感じがする。また、オーブンで焼くよりも、炊き上がりの米の食感が本場のものに近い。しばらくは、このレシピでいこうと思う。