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ソレント風レモンクリームのスパゲッティ

東京青山のリストランテ「アクアパッツァ」の日高シェフは地元神戸出身だ。残念ながらお店にお邪魔をしたことはないけれど、Youtubeの料理配信は時折見ている。先日、本屋で日高シェフのレシピ本を見ていたら、とても丁寧な解説で、作ってみようと思った料理がいくつかあったので、買い求めた。「教えて日高シェフ! 最強イタリアンの教科書」という本だ。

早速「ソレント風レモンクリームのスパゲッティ」に挑戦した。というのも生クリーム以外の材料は揃っていたから。ソースは生クリーム,レモン,帆立貝柱,パルメジャーノチーズ,塩で作る。貝柱をあらかじめソテーする以外は手間もかからない。生クリームとチーズが入るとかなり濃厚な印象もあるけれど,レモン1個を丸々絞って果汁を加えるため,さっぱりといただける。最後にレモンの皮をすりおろして振りかけるのだが,自宅のおろし金ではうまくいかず,諦めた。レモンを多く産出するソレント地方の料理だそうだ。

レモンの皮をすりおろしができなかったのが残念

メインはこれも同じレシピ本から「ローマ風サルティンボッカ」を作ってみた。阪神淡路大震災の前,神戸元町のイタリアンの老舗「ドンナロイヤ」で一度だけ食べたことがある,懐かしい料理。「ドンナロイヤ」は震災後に場所を移転したが,今も昔ながらの本格イタリアンを出すお店で,なんとかつて日高シェフがアルバイトをしていたらしい。この店のまかないのカルボナーラに魅せられて,イタリアンを目指したという話があって,面白い。

レシピ本より 自作料理の写真を撮り忘れた!

レシピは本来の仔牛に変えて豚肉,そして生ハム,セージで作る。オリーブオイルでソテーし、余分な油を除いたあと,白ワイン,フォンドボー,バターを加えて煮る。出来上がったら,レモンのスライスを添えて食べる。塩を一切使わないけれど,生ハムやバターを使うので結構塩味がきつい。これもレモンを添えることで,食べやすくなる。

他にも作りたくなるレシピがあって,しばらくは初めて挑戦する料理を楽しむことができそうだ。

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