オタクの感情が大爆発したC104レポート
コミックマーケット104の2日目に一般参加した際の記録を時系列順に綴ります.
1.国際展示場の周辺で利用できる駐車場が中々見つからない
私は今までコミケには始発電車で参加していたのですが,今回は学業や就活の事情があって,コミケには2日目の午後から自動車で向かうことになりました.といっても自動車でコミケ会場に向かったら,どこもかしこも「満車」の標識がズラリと並んでおり,どうにかして駐車スポットを探そうとしました.といっても東京の街中では(地方民の私からすると)基本駐車料金が割高なので,数時間の駐車でも数千円コストが発生してしまいます.そこで30分くらい駐車場を探した結果,ココがベストポイントだと思って,2時間ぐらい駐車させて頂きました.
2.リストバンドを装着して腕を上げるアイデアは盗もうと思った
コミケ当日にリストバンドを購入する場合,事前にTwitter等やコミケ公式サイトを利用して,リストバンド販売場所を把握しておく必要があります.そしてメインゲート入口にて「1000円札をお持ちの方は左列にお並び下さい」「高額紙幣をお持ちの方は右列にお並び下さい」という掲示がデカデカとあったのですが,分かりやすくていいなと思いました.
リストバンドを買った後は右腕に装着し,会場入場口で腕を掲げて入場しました.大人数の規模の人たちを効率よく導くことにかけては日本の中でもコミケスタッフの手腕は素晴らしいものだと前々から思っていましたが,こんな入場確認法があるのかと感心しました.サッカーや野球といったメジャースポーツ,人気アイドルや人気フェスのイベント等でも,入場口でリストバンドを掲げるスタイルを採用すれば,効率的に人を裁けるのではないのかなと思いました.また自分は今,様々な会社の企画系インターンシップに参加をしているのですが,効率的な人員整理の案を検討する際はコミケスタイルの人のさばき方を参考にするかな…なんて思いました.
3.喜多川海夢のコスプレイヤーの筋肉ってスゲぇな!!
企業ブースの入場口まで歩って行く途中で数々のコスプレイヤーを見たのですが,思わず目を奪われた方がいます.それは喜多川海夢のコスプレイヤーの方でした.
【画像引用元】
喜多川海夢 (きたがわまりん)とは【ピクシブ百科事典】 (pixiv.net)
【コスプレイヤーの人】
コミケ104 塚田綾香 コスプレ 💙 喜多川海夢 コミックマーケット104 (youtube.com)
➡多分この人かな?と思います.
コスプレイヤーの見た目は麗しい…それは当然のことで,男女どういった方を見ても顔はキレイだったりするわけです.SNSで「コスプレイヤー C104 一覧」とかでネット検索すれば,大体アニメや漫画に登場する可愛い・カッコいい・キレイ系なコスプレイヤーの写真を数多く拝むことができます.
ところがこの喜多川海夢のコスプレイヤーは他の方と比べて何が違ったのか…?それは下半身の筋肉の付き方だと思いました.
アスリートやモデルの支援研究を題材に,どういった筋トレメニューを行えばどういった体型になるのか?機械学習とビックデータ解析を使った研究を自分はしているので想像がつくのですが,遠目から見て明らかに筋肉の割れ具合が確認できるというのは凄いなと素直に思いました.下半身の筋肉は全身の中でも大きな面積・量がある為に,比較的筋トレの影響が大きく出やすい部位ではあるとされますが,それでも遠目から一目瞭然のレベルで下半身をバキバキに割ることは難しいと思います.ただ下半身の筋肉が男らしく無骨に割れていたという感じではなく,女性として見た目的に美しい流線形の筋肉が脹脛についていたのがスゲぇわと感じました.
当然コスプレイヤーの方というのは服装やメイクやウィッグに気を遣われる方が多いと思いますし,それはそれで自分の好きな者になりきる為に物凄い努力をされている追求者・求道者としての姿勢はいいよね・・・と感じます.一回そういったコスプレイヤーの方々を居酒屋や海鮮市場などの飯の場にお誘いして,コスプレの奥深さについて語り合ってみたいと思うぐらいです.
しかし筋トレマニアでも連日,筋トレをし続けるのは過酷だと思います.コスプレが好きな気持ちが大きいから継続して筋トレができるとしても,それでも仕事終わりで何もする気力がなくなるくらい疲れ果てた状態になることは普通に誰でもあります.なのでそんな状況下でもコスプレの為に,毎日筋肉痛になるくらい筋トレをすることができるというのは,並大抵のことではありません.なので喜多川海夢のコスプレイヤーの方を見た時は,思わずリスペクトの精神から敬礼をしたくなりました(頭おかしい奴だと思われるのでやりませんでしたが).
よくSNSにエロ目的の男性を囲ってPV数を稼いでいる美人女性は今の時代数多くいますが,実際にそういった方々を目の前にすると,エロより「よくぞこのような体型になるまで自分を追い込んで努力したなぁ・・・すげえと思うよ」という気持ちが出てくるものだなぁと感じました.
4.企業ブースではお絵描きソフトウェアを触ることができます.ただ…
創作に関心を寄せる方がやっぱりコミケには多いので,宣伝もかねてお絵描きができるパソコンソフトに触る機会が設けてあるのは上手な経営手法だなと思いました.ただコミケ会場は空中にコミケ雲ができるぐらいには高湿度・高気温の環境です.なので遠くからパソコンソフトを眺めていて,「パソコン壊れないんかな?」なんて思いました.またお絵描きソフトが用意しているからといって,椅子を用意しなかったのも良いポイントだなと感じました.人数の入れ替わりが激しいコミケ会場では顧客回転率を上げる為に,座れる環境をワザと設けないのかなと思いました.顧客回転率と椅子の関係性は,マクドナルドの固い椅子とかの話が有名だと思います.
【参考】
《くらしのデザインA→Z》(2)マクドナルドの椅子 | (jukushin.com)
5.涼しさを利用した商品販売って儲かるんじゃね?
企業ブースには涼しい部屋を模した立体空間がありました.遠目からみたので内装とか設備面はよくわかりませんでしたが,人数が大量にいたような気がします.そこで思ったことがあるのですが,コミケ会場が高気温環境であることをあえて利用して,涼しさが味わえる商品をどこもかしこも売ったら売り上げが向上するのでは?と思いました.
例えば氷水に浸かった冷たい飲料水をコミケ会場にある飲食店が販売するとか,あるいはチルノや甘雨を模した冷却グッズを同人ブースで販売してみるとかでしょうか…?そういったグッズを夏コミの機会にTwitterで宣伝すれば一定の需要が見込めそうな気はします.勿論,コミケは売上第一で臨むものではないという声もあるので一概にどうとはいえませんが,発想としては面白くね?と思います.ただシャッター方面や壁サークルの方では大勢の人が炎天下の中,長時間整列することもザラなので,そういった方々には冷たい飲み物の需要はありそうな気はします.
【参考】
【開幕直前】C102・夏コミで役立つおすすめグッズ6選-コミケPlus編集部 – オタスポガイド (otaspoguide.com)
5.好きを共有し合う特有の雰囲気が心地よいのが同人ブースの醍醐味だと思います
アニメや漫画に関して自分が感じた思想やエゴ,性癖をぶつけることで,自分なりの作品を創り,それをコミケという大勢いのオタクが集う場にて理解してもらう・・・というのが同人ブース特有の雰囲気だと思います.
やぱりクリエイターたるもの,自分が作った作品が世の大勢の人たちに支持してもらえるというのは嬉しいものなのかなと思います.自己承認欲級とかチヤホヤされたいとかではなく,同じ対象に対して皆で一丸となって情熱をぶつけられる…そんな存在を創ることができたことに得難い達成感を得るのが溜まらないという感じでしょうか…?上手く言語化できていないようで恐縮ですが…
【参考】
創作・グルメ系同人誌はいいぞ!最近読んだ20冊の感想まとめ - ぐるりみち。 (gururimichi.com)
自分も普段多くの論文を読んだり,Pixivでお気に入りの絵師さんの作品を見たり,Noteで面白そうな記事を漁ったりするのですが,せっかく作品を作ったら多くの人に自分の考えを知ってほしい,願わくば自身の作品から誰かが何かしらを学び得て,その人の活動に何らかの好影響を与えることに繋がっていたら嬉しい…なんてことを,クリエイター気質の人だったらある程度はこういった思いを抱く人もいるんじゃないかなと思います.
6.少々脱線.自分の目指す研究開発者像が見えたような気がします.
研究者たちは自分が知りたいことの為に物事の心理を追求できればそれでよく,世の何かに役に立つとか,研究成果が世の中を変えるとか,世の中から注目を浴びる技術を作るとか,そういった外的要因は気にしない側面があります.修士学生の身で恐縮なのですが,世の研究者達は自身の研究成果や自身が取り組む研究の面白さを,世の様々な人たちと共有する姿勢が少々かけているような気がすると,日々の生活の中で何となく感じたことがあります
例えば実際に学術雑誌に載るレベルの論文は英語で書かれていることが一般的なので,英語が苦手な日本人だったら,まずその時点でそういった論文は読めません.また日本語の論文があったとしても,フーリエ変換やらランダムフォレストモデルといった高度な数学的な話の面白さを魅力的に力説する論文は少ないような気もしますし,文系の論文でも高度な専門用語がズラリと並んでばかりでは中々理解が進みにくいです.なのでやっぱり世の大勢の方々に面白いと思って頂く論文を書くのは難しいのかなんて思います.
そもそも学術的な研究成果に拘るのがアカデミアの世界であって,そこに世の大勢の人たちにウケるようなエンタメ性を求める必要性が無いことも理解はできます.また学術雑誌を理解できる人たちを相手に日々の論文執筆に励んでいる都合上,世間一般の方々を読み手と想定した論文執筆は意識していない可能性も当然考えられます.といっても対照的に,オープンラボを積極的に行ったり,研究背景の枠において小中高生でも分かりやすく研究理由を魅力的に語っている研究者の方々がいると思いますので,自身の研究を世に広めたいんだ!という思いを持っている研究者の方々もいるのは理解できます.
【参考】
琉大iTecフェスタを開催します | 琉球大学 (u-ryukyu.ac.jp)
以上のことを踏まえ,研究というのは一部の人たちの間だけで理解し合うことが出来ればそれでいいものなのか考えてみたいと思います.
私は研究というのは,もっと世の人たちに理解しやすい形にした方が良いと思いますし,世の中に対してオープンな姿勢を持った方が良いんじゃないかなと思います.例えばどんなに学力的なレベルが低かろうとも,研究の一端でも触れて,そこから「ヒューマンインターフェースって面白いわ!」「C++の新しい研究手法を発見することで,もっと見ごたえのあるドラクエの開発を目指すことができる研究開発ができたら面白そう!」とか思って,
少しずつ学問の面白さに気づくことができたら,それはそれで儲けモンじゃないかなと思います.
なので自分の目指す研究開発者としての理想像の一つに,誰でも面白いと思って頂けるようなエンタメ性のある研究者になることを掲げてみたいと思いました.また一部の頭のいい人たちだけで面白がるようなものを作るのではなく,その人一人一人にあった価値観や個性を尊重した上で,自身の研究や作品の魅力を語れる人にもなりたいと思いましたし,それを実現するには,普段から様々な科学技術やエンタメの記事を調べ尽くす習慣作りが大切だなと思いました.
今回のコミケではこういった目指してみたい研究開発者像・クリエイター像が明確になった気がします.
7.研究論文執筆だけでなく,やっぱ絵も描ける人になりたいわ
先ほど申し上げたように研究論文を執筆することで,技術に対する好奇心と情報発信欲を発散させてみたいなと,最近自覚するようになりました.ただそれで研究論文だけをバリバリ執筆していこうという気になるかと言ったらなりません.
自身の想いや作品に対する性癖じみた強い拘りを表現し,世の人々の前に出して理解してもらおうとするならば,私はアニメや漫画が最強の表現方法・もといコンテンツになるんじゃないかなと思っています.
これが小説や新聞だったら,文字を読むのが苦手な人だったり,外国語の言葉が読めないという人には受け入れられません(勿論,Noteという文章マニアの人ばかり集まるWebサイトを愛好している私が言うのもなんですが).
なので将来的には絵の描き方も学んでみたいと思いました.
ただ一方でアニメや漫画の作品を創ろうものなら同人レベルだったとしても数年単位の修業が必要となる課題があります.昨今SNSで人気を集めている絵師さんはそれこそ学生時代から絵の修業(というより好きでやっているから修行と思っている節が無いのが正確な表現かな?)をされている方々ばかりです.なのでそういった方々のレベルまで目指そうものなら5年,10年,20年の修業は要求されると思います.
【参考】
ラクガキのつもりだったけど本番で描いたら美しくなった←みたいなギャップあるイラストたち (youtube.com)
ただ昨今,人工知能やデータサイエンスを用いて高度な絵を創作されている方々が活躍しています.Stuble DiffusionやUnityやFusion 360といった創作ツールを使えば,1年~2年も修行すれば,ある程度の絵が描けそうな気がしますし,AIを使った表現というのも追及し甲斐があって楽しそうです.一方でAIに頼らずデジタル絵やアナログ絵といったものには,そのクリエイターの個性が爆発している魔力のようなものを感じており,見ていて飽きません.なのでAIが描く絵と人間が描く絵,この2つの表現を突き詰めることで,
既存の絵とは異なる新しい創作活動を行ってみたいと考えるようになりました.
8.就活を利用して世のクリエイターの創作技法・創作文化を学んでみたい
せっかく就活をしていて,コミケに参加するぐらいクリエイターの文化に興味を寄せていて,それでいてNote記事執筆や論文作成と言ったクリエイター気質を有しているなら,インターンシップの機会を利用してみようと思いました.インターンシップは世のクリエイター兼企業職員の人たちの知見に触れることができる貴重な機会です.
そもそも第一問題,どこかしらの企業職員の立場になってしまったら,
気さくにクリエイターとして働いている社会人の元に伺って彼らのお話を聞くなんてことはそう簡単にはできません.また仕事でクタクタになった状態かつ,年齢的な体力も衰えてくるであろう身体的な事情も加味すると,中々企業のクリエイターの方々と交流することも難しくなりそうです.
ただそういった将来的な事を複雑に考えるよりかは,今は世のクリエイターの知見についてもっと貪欲に調査したり,知ろうとするやる気が盛っていてしょうがないです.そこで夏秋のインターンを利用して世の創作文化に携わる方々の想いを知った上で,改めて冬コミに参加してみたいと思いました.
出版,新聞,テレビ局,競馬,人材界隈,空港,旅行,データサイエンス,マーケ…など現在は様々な業界業種に関心を持っていますが,引き続き就活対策を通じて,自身の研究開発欲や表現欲と向き合ってみたいと思いました.以下に現在使っている就活サイトを掲載しておきます.
9.今回の夏コミで日程が合わず買えなかった作品,冬コミでは買いたい作品
松田おるたC104日曜東7q-38ab (@matudayazo) / X
➡ ラモーヌの新刊2冊欲しかった・・・あとサークル主が美人女性ってことで初めてお会いしたファンの皆様は驚かれるそうです.ラモーヌはいいぞ
ベニコンゴウ@C104日曜 東f-11ab(新日暮里ガ千ム千亭) (@5Stream) / X
➡谷垣とカレンチャンのお話のくだりは個人的に一番面白いと思っています.股間をチヨちゃんで隠すセンスに脱帽.
ナト@18日まで休暇中 (@getuyoubi5) / X
➡この人が描くジェンティルは見ごたえがあって面白いので,ぜひ夏コミで読んでみたかった作品だなと思いました.ジェンティルの自信満々な口の形とかフェチを感じます.
#ウマ娘プリティーダービー C104おしながき - kirameki@仕事募集中のイラスト - pixiv
➡ヴィルシーナ好きなら押さえておきたいサークルさん.個人的にジェンティルドンナとヴィルシーナは同時実装されてほしいです.
たろうまる🥙 (@taromarunnn) / X
➡シービーの漫画を読むならこの人の作品はぜひ読んでみたいと思いましたし,ウマ娘の数多くの絵師さんの中でもこの人の絵が好きです.シービーが漕ぐ自転車の後ろに乗って,二人して汗をかきながら夏の街道を満喫してみたかった.
10.コミケ前日に読んで非常に読みごたえがあった記事
おまけ:冒頭画像の引用元
『その着せ替え人形は恋をする』直田姫奈が断言「喜多川海夢は魅力の塊」 | アニメージュプラス - アニメ・声優・特撮・漫画のニュース発信! (animageplus.jp)