自由と自己中と自己責任
幼い頃から
自由に羽ばたく翼が欲しいと思ってた
大きくなったらこの背中に翼が生えて
過去へ未来へそして…
本当の私自身を愛してくれる誰かのもとへ
何度でも行き交うことができると
本気で思ってた
現実にツインだと思える人と
何度も巡り逢ってはすれ違い
温かい鳥籠の中で飼われた鳥のように
自分の力で羽ばたこうとしては
世間の壁にぶつかり
また巣の中に戻ってしまう
抑え続けた自分の中の獣が
その鋭い牙を剥き出しにする前に
金銭的なものに囚われなくて済む
素の鞘に戻ってしまうのは
自己責任を持たない勝手な行動なのかと
真剣に悩み苦しんだ時もあったけど
思春期だった頃の私の迷いを断つように
35年経った今でも
ずっと見守り続けてくれている
人生のパートナーの眼差しの奥にあるものは
束縛ではなく愛だと信じていたい
自分中心にしか物事を捉えられないのは
偏りではなく
才能になることもある
芽生え始めた才氣
もう迷うことなく突き進んでいく命の灯火は
不死の鳥が舞うかの如く
悲運を幸運に変える翼を広げて舞い上がる
まだ不確かな未来を
確かなものにするために
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?