shake
「若者」の日常の中で大きなものは、やはり「恋愛」だと私は思う。
誕生日の3日前、彼氏にフラレた。
付き合ってそろそろ1年だし、特別なことがそろそろあるんじゃない?なんて、期待していた。
その日から、生活は一変した。
何をしても苦しくて、気が付くと涙が出た。
「好きな人がいる」ということが、私の生活の地面を形作っていたのだ。それを失って、地面がふわふわして、すぐ転んでしまうような毎日だった。
10日ほど経って、少し落ち着いた気がした。
というか、落ち込んでいることに疲れ、思ったのだ。
「男の傷は、男で癒そう」と。
その日から私は、マッチングアプリをダウンロードして、いわゆる「恋活」を始めた。
マッチングアプリの中で、24歳の私はまだ若い方だだったからか、加工アプリで少し可愛い写真を撮ると、たくさんの男性からメッセージが届いた。失恋したばかりの私の心を癒やすのには十分だった。
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