地元のコミュニティーを利用すると、手抜き、時短、節約につながります。
安心と安全を確保した上で、あまりお金をかけずに上手に手抜きをするには、地域のコミュニティーを利用しましょう。
小さなカフェを営んでいると、お客様からいろんなお話を聞かせてもらえます。彼女たちは挙って健康で、よく笑い、元気よく活動しています。
似たような年頃の女性ばかりが集まると、話題は ”手抜き自慢 "になります。
意外なことに、それぞれ年代が変わり、手抜きの内容が変われど、如何に手抜きをして自分の時間を上手に確保することが、大きなテーマのようです。
そして、上手な手抜きとは
~手抜きをすることにより、自分と家族に無理や我慢をさせないこと~
なのだそうです。
試行錯誤を繰り返して「手抜きを確立し、手抜きに市民権」を与えたのは、他ならぬ彼女たちでしょう。実質は時短を、敢えて 「手抜き」と呼んで、手抜きが持つ良くないイメージを払拭し、手抜きに合理性を持たせました。
たくましい彼女たち!ブラボーです。
手抜きに関する情報交換をする彼女たちには、もう一つのポリシーがあって、
手は抜くけれどもズボラはしない
と言います。
「ズボラをして、簡単に済ませて体に悪い影響が出ては困る。」
なるほど。そこで、彼女たちが考えたことは
1.少々遠くても無農薬、減農薬栽培の野菜を売る店まで買いに行く。
2.地域の交流を利用して、産直を導入し、品質の良いものを安く買う。
3.友達同士で知恵と技術をシェアする。
1.無農薬、減農薬栽培の野菜の汚れは目に見えるので、水で洗うときれいになったことが確認でるが、農薬はどこまで洗えばよいのか、という基準が分かりにくいのが困る。何度も何度も水を変えて洗のは、時間と水道代はもちろんのこと体力まで消耗すると言われてみれば、なるほどです。それを考えると少し足を延ばしてでも減農薬栽培の野菜を買いに行く方が、かえって時短になります。
2.同じ考えの人が集まらなければ難しいですが、身近なところに結構いらっしゃるのではないでしょうか。
コミュニティーが大きくなれば集まる人が増えます。その中には、実家が米農家です。とか、実家がミカン農家です。という人がいるかもしれません。
交渉次第で質の良いお米やミカンを安く分けてもらえる可能性は十分あるでしょう。
実際に、わたしはコミュニティーを利用して、上質なお米を超安い値段で分けてもらっています。
3.友達同士で、知恵と技術のシェアは素晴らしいです。編み物が得意な人が帽子を編んあげて、洋裁が得意な人にワンピースを縫ってもらう、ということです。
手編みの帽子は、買えば、それなりのお値段がついています。安いものは、どこか、身に合いにくくできています。
洋服もそうです。冬物は裏地が付くし、袖や襟が必須なので、素人が簡単に縫えるかどうかはわかりませんが、夏物なら、お願いしても大丈夫ではないかと思います。
手先が器用でない方は、ワンピースを縫ってもらったお礼に、庭で育てたハーブをさしあげたり、子供さんのお迎えに行ってあげたりとかができれば、とても素敵なご近所さんです。
ワンピースでも、キュロットスカートでも、普段着なのだから、安ければ何でも良いと思って着ている方は多いと思います。
良い生地を端切れで上手に買って縫ってもらうと、本当に肌触りの良い上質の服が完成します。着心地が良い服を着ると、意外なほどストレスから解放された気分になります。そして、それが端切れだから安上がりです。
★ 帽子や普段着、子供のレッスンバッグを作ってくれる、なんて、そんな素敵なご近所コミュニティーは、なかなかないですね。
面倒くさい人がマウント取ってきそうな気がしてうっとうしいです。
でも、素敵なコミュニティーは実際にあるので、その気になれば作れそうな気がします。
でも、その前に!
すでにあるかも、です。
そういうコミュニティーは、地域の中ですでにできているかもです。
意外と目立たないので、見落としがちですが、身近にあることに気づかないことが多いです。
わたしは、長い間同じ場所に住んでいますが、地域のコミュニティーの存在は知りませんでした。
一度探されてみてはいかがでしょうか。面倒くさい人がボス気取りでマウント取っていたら、さっさとやめてしまえば良いだけです。
★ 自分の町のコミュニティーには、パンチが効いたボスがマウント取ってるからなぁ。と、思ったら
隣町のコミュニティーを覗いてみてください。隣接する町は複数あると思います。良い人が集まるコミュニティーに出会えるかもです。